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事例とデータベース

パートナーシップによる持続可能な森林再生プロジェクト

プロジェクト名称:
ペニャブランカ持続可能な森林再生事業
活動場所:
フィリピン共和国ルソン島
活動主体名:
トヨタ自動車株式会社コンサベーション・インターナショナル
  • 事例の分類:植林
  • 事例の分類:天然林保全

プロジェクトの概要

トヨタ自動車株式会社とコンサベーション・インターナショナルは、フィリピン共和国のルソン島において、2007年から相手国政府、自治体との協働により熱帯林再生プロジェクトを実施しています。「住民と共生する持続可能な植林」を目指し、熱帯林の再生と果樹(マンゴー)による住民の所得向上、森林伐採に頼らない経済的自立のモデルづくりとともに、支援終了後もこのモデルが継続されていくための取り組みを行っています。 トヨタ自動車では、このプロジェクトを、自社の生物多様性への取り組みを規定する「生物多様性ガイドライン」(2008年3月策定)に基づく取り組みの一つとして位置づけています。

本プロジェクトで行っている主な活動は以下の通りとなっています。

  • 在来種による森林再生:苗木生産・植樹・維持管理・保護・パトロール・山火事防止
  • 住民の代替生計手段の提供(天然林伐採を減少させるため):アグロフォレストリー普及・技術指導
  • 保全活動への地元社会の参加促進:普及啓発キャンペーン・能力構築・技術指導
  • 森林減少対策:薪炭用樹木の植栽・非木材燃料の調理器具導入・植林基金の設立

植林用の苗木生産
植林用の苗木生産 ©コンサベーション・インターナショナル

植林後の管理
植林後の管理 ©コンサベーション・インターナショナル

図1:トヨタの持続可能な森林再生プロジェクトモデル
トヨタの持続可能な森林再生プロジェクトモデル

プロジェクトの特徴

このプロジェクトの特徴は、以下の4点にまとめることができます。

  1. 森林荒廃対策(住民による天然林からの伐採をゼロに)と住民の収益倍増(果樹からの収益)に数値目標を掲げていること
  2. 燃料用の森林の造成などにより住民へ計画的に燃料を供給
  3. 生物多様性保全と水源涵養機能の回復
  4. 植林した樹木の活着率に応じた管理費支払いと、森林の持続的な利用に関する啓蒙活動による住民主体の育林の促進

燃料用のための森林伐採対策として、籾ガラストーブを普及
燃料用のための森林伐採対策として、籾ガラストーブを普及

なお、本プロジェクトは、生物多様性、地元コミュニティに配慮した植林活動であることが評価・認定され、2009年12月にCCBゴールド認証を取得しています。

連携のポイント

トヨタ自動車は、2001年より中国における砂漠化防止プロジェクトを実施し、そこで得た知見を森林荒廃が進むアジアに広めたいという思いで連携パートナーを探していました。アジア各国で活動するNGO/NPOについて、ヒアリングや現地訪問によって情報収集を行い、最もトヨタと考えの近かったコンサベーション・インターナショナルと協力することになりました。

図2:フィリピンにおける持続可能な熱帯林再生プロジェクト
フィリピンにおける持続可能な熱帯林再生プロジェクト

トヨタ自動車の担当者は、「パートナーシップは現地プロジェクトの実施に不可欠ですが、企業とNGO/NPOとの立場の違いから意見の相違が起きることもあります。しかしアプローチは違ってもプロジェクトにおける目標は同じなので、協議により問題を解決することは可能だと考えています」と、NGO/NPOとのパートナーシップを進める際の留意点をコメントしています。

トヨタのこのプロジェクトに関するウェブサイト
http://www.toyota.co.jp/jp/social_contribution/environment/rainforest_restoration.html

コンサベーション・インターナショナルのウェブサイト
http://www.conservation.org/sites/japan/fmg/articles/Pages/penablanca2010AUG.aspx

パートナーシップによる森林保全の事例一覧

アグロフォレストリーコーヒーのフェアトレードで支えるエクアドルの森林保全
ナマケモノ倶楽部と株式会社ウィンドファーム
原材料調達地における森林保全活動
サラヤとボルネオ保全トラスト日本
原材料調達を通じた持続可能な森林利用の推進
積水ハウスとフェアウッド・パートナーズ
コミュニティ林から国際市場へ:日本とインドネシアをつなぐ
(有)テラスとフェアウッド・パートナーズ
NGOとの連携によるマングローブ植林プロジェクト
東京海上日動火災保険株式会社と(公財)オイスカ
パートナーシップによる持続可能な森林再生プロジェクト
トヨタ自動車とコンサベーション・インターナショナル
誰でも気軽に参加できる熱帯林の再生プロジェクト
バリュー・フロンティア(株)とバードライフ・アジア
組合員の寄付による森林再生
パルシステム生活協同組合連合会と公益財団法人プラン・ジャパン
パートナーシップによる森林生態系保全プロジェクト
リコーとNGO
企業とNGO/NPOの協働プラットフォームで天然林を保全
リコー、パタゴニアとタイガの森フォーラム
コンセッション制度を利用した熱帯林の再生
バードライフ・コンソーシアムとシンガポール航空
地の利を活かした植林活動で多くの企業の参加を
フィリピン電力公社と、ハリボン財団、エコセーブ他
アカシアの植林地を熱帯林に再生
富士通株式会社と財団法人国際緑化推進センター
エチオピアの天然林を住民参加と認証コーヒーで守る
国際協力機構とUCC上島珈琲株式会社
生物多様性の回復を目指した植林活動
ヤマハ株式会社と関連現地法人

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