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事例とデータベース

ダイキン工業株式会社

所在地:
〒530-8323 大阪市北区中崎西 2-4-12 梅田センタービル
問合せ先:
CSR・地球環境センター
Tel.:06-6374-9304
URL:http://www.daikin.co.jp/
E-Mail:csr@daikin.co.jp

企業・CSR概要

ダイキン工業株式会社(以下、ダイキン)は、空調機(エアコン)とフッ素化学品を主力とする機械・化学メーカーです。エアコンは電力消費が大きくエネルギー問題と切り離せないうえ、冷媒として使用されるフロンガスには温室効果があることから、ダイキンでは、地球温暖化の抑制を当社の最大の社会的使命ととらえ、事業を通じた環境負荷低減に取り組んでいます。

たとえば製品を通じた環境負荷削減では、世界各地で省エネ性に優れたインバータエアコンや、低温暖化冷媒の普及に取り組んでいます。また生産活動による温室効果ガス排出量削減にも取り組み、2015年には2005年度比70%を削減することができました。このような本業での環境活動に加え、2014年から世界7ヶ所で「"空気をはぐくむ森"プロジェクト」をスタートし、10年間で1100万ヘクタールの森林を保全し、何も対策をしない場合に比べCO2排出量を700万トン以上抑制することを目指します。

代表的なプロジェクト

  • 事例の分類:植林
  • 事例の分類:天然林保全

プロジェクト名称

"空気をはぐくむ森"プロジェクト

活動場所

インドネシア ジャワ島/カンボジア 中央カルダモン保護林/日本 北海道知床/中国 南西部山岳地帯/インド 西ガーツ北部/ブラジル アマゾン原生自然地域/リベリア 東ニンバ保護区(7ヶ所)

プロジェクトの概要

ダイキンの森林保全活動は、2008年インドネシア・ジャワ島からスタートしました。インドネシア共和国ジャワ島のグヌングデ・パングランゴ国立公園は、ジャワギボンやジャワヒョウを始め絶滅危惧種が多く生息している生物多様性豊かな地域です。しかし、増え続ける人々の生計を支えるため、農業や開発のために森林が切り開かれ、保護区においても不法侵入・居住や違法伐採、密猟が続き、ジャワ島の森林と生物多様性は危機的な状況にありました。

グヌングデ・パングランゴ国立公園
グヌングデ・パングランゴ国立公園

そこでダイキンは、国際環境NGOコンサベーション・インターナショナル(CI)と連携し、地域住民が伐採に頼らず長期的に森と共存できるよう、植林に加え生活基盤の確立支援を行ってきました。

自然林を構成している樹種の間に果樹や農作物を植えるアグロフォレストリーの指導や、住民が森林伐採に依らずに収入を得ることができるよう、作物の商品化に向けたトレーニング、森林の機能と重要性に関する理解の向上のための環境教育プログラムなどを実施しました。また、森の恵みを「水」と「電気」という目に見える形で届け、コミュニティの生活環境の改善にも取り組んでいます。

植林活動に参加する住民
植林活動に参加する住民
©Conservation International / Photo by Anton Ario

インドネシアでスタートした森林保全は2014年から『"空気をはぐくむ森"プロジェクト』として支援地を拡大し、日本(知床)・カンボジア・中国・インド・ブラジル・リベリアを加えた計7か所で活動を継続的に実施します。
生物多様性に富む森林を世界規模で持続的に保全するためには、インドネシアでの活動と同様に森と共に生きる地域住民の環境知識の向上や、生活基盤の確立などの統合的な支援が不可欠です。
ダイキンは、インドでの"薪炭財の利用を減らすための燃焼効率が良いストーブの支給"や、カンボジアでの"違法伐採や密漁を減らすための地域住民の森林保全のレンジャーとしての育成・雇用"といった活動も始めています。

このような世界各地域で課題に応じた支援を行い、「貧困の撲滅」や「雇用の促進」などのSDGsへの貢献も視野に入れ、世界規模で森林保全活動を推進していきます。

プロジェクトの特徴

このプロジェクトの特徴は、インドネシアでの森林再生が、「お客様参加型」として、ダイキンの省エネ型エアコンに搭載されている「エコ運転ポイントシステム」と連動している点です。消費者が省エネ運転機能を選択することで、リモコンの画面上に木が育つと同時にエコポイントが貯まる仕組みになっています。エコポイントを10ポイント貯めてダイキン工業に連絡すると、グヌングデ・パングランゴ国立公園のプロジェクト地に設置するボードに支援者として、「リモコンの木」を育てた消費者の名前が記載されます。

現地に設置された支援者名のボード
現地に設置された支援者名のボード
©Conservation International / Photo by Anton Ario

さらに遠く離れた日本でも、多くの方に森林問題を身近なものとして考えてほしいという願いから、当支援を題材として小学生向けの環境教育プログラムを開発しました。ロールプレイで興味と関心を持って学習できる内容とし、次世代を担う子供たちが森林問題を「自分ごと」として真剣に考え、身近な環境行動につなげることができるよう取り組んでいます。

環境教育プログラム「サークル・オブ・ライフ」
環境教育プログラム「サークル・オブ・ライフ」

ダイキンは今後も現地の課題を地域住民やNGOと共有し、従業員はじめお客様や市民の方々と一緒に森づくりについて考え、行動できるしくみを世界で展開し、世界規模で地球環境に貢献していきたいと考えています。

(2017年3月更新)

企業による森林保全活動の事例一覧

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