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事例とデータベース

株式会社フェリシモ

所在地:
〒650-0035 兵庫県神戸市中央区浪花町59番地
問合せ先:
広報部広報担当
Tel:078-325-5700
FAX:078-325-5116
URL:http://www.felissimo.co.jp

企業・CSR概要

株式会社フェリシモは、1965年に設立され、国内外の商品やサービスをカタログやウェブなどのメディアを通じて販売するダイレクトマーケティング事業を展開している企業です。「しあわせ社会学の確立と実践」を経営理念に、「ともにしあわせになるしあわせ」を中核価値として位置付け、それを実現するための良心、関係、発達、創造の4つの価値観の下、事業活動を行っています。

また、この経営理念と価値観に基づき、顧客から毎月100円の寄付を集めて、貧困からの自立や自然災害からの復興などに充てる「フェリシモ地球村の基金」や、商品価格の一部を基金付き商品で販売し、基金趣旨にそった活動をしているNPO団体などを支援するCSR活動を展開しています。環境分野では、1990年に、顧客から毎月100円を集めて国内外の森づくりに充てる「フェリシモの森基金」(以下、森基金)を設けています。これまでに延べ約420万人を超える参加を得た森基金により、国内外41カ所、2,618万本の植林を行ってきました。(2016年11月時点)

代表的なプロジェクト

  • 事例の分類:植林

プロジェクト名称

インドの森づくり

活動場所

インド共和国(西ベンガル州、ジャルカンド州、オリッサ州)

プロジェクトの概要

環境活動の一環として、インドでプロジェクトを開始した1993年頃、インドは、人口増加に伴う薪炭材の採取や工業化などによる森林伐採によって森林が減少していました。インドの森林はひとたび伐採されると、9カ月に及ぶ厳しい乾季と伐採地に侵入する人の活動や家畜の影響のため、自然の力だけでの再生は難しく、そのままでは荒廃してしまいます。このため、植林によってインドの森林を再生すべく、現地で農村開発のための緑化活動を行っているNGO「タゴール協会」と共働で植林プロジェクトをスタートしました。同社は現地の状況や課題、資金の使途などを確認するため、年に一回、視察を行っています。

生長したアカシア系の樹木。植樹後7年。
生長したアカシア系の樹木。植樹後7年。

ジャルバグダ村の植林地区に18頭の野生の象が戻ってきました。
ジャルバグダ村の植林地区に18頭の野生の象が戻ってきました。

プロジェクトの対象地は、タゴール協会が拠点としているインド東部の3州(西ベンガル州、ジャルカンド州、オリッサ州)にまたがっています。樹種は、生長の早く早期に緑化可能なアカシア類が中心で、土壌条件の良い場所には、農村部の貧困対策のため、現金収入源にもなるカシューナッツやマンゴー、パパイヤなどの果樹も植えています。また、ガンジス川河口の地域ではマングローブの植林を行っています。
プロジェクトの対象となった3つの州の活動地において植えた木は、他の基金も含めると累計3,316万本以上に及びます。これによって、地元住民は果樹などから収益が得られるようになったばかりでなく、煮炊きなどの家庭で使う燃料としての薪などを確保するために遠方の森林まで出かけていた女性達は、今では近くの森林で集められるようになりました。

森林が再生した対象地では野生動物にも変化が起きています。2000年から植林してきたジャルカンド州ジャルバグダ村周辺の再生した森林では、2006年、18頭の野生の象が現れたのです。象が戻ってくるというのは、豊かな森林になっていることを示しています。現地の住民は森が再生されたことに大きな自信を得て、森と積極的に共生する生活を確立しつつあります。

プロジェクトの特徴

このプロジェクトの特徴は、現地NGOの下、種子集め、育苗、植林などの作業を住民の仕事として位置づけて森林再生を行っていることです。これにより地域に新たな雇用が生み出されています。
植林の成否は、いかに地域住民が主体的に木を植え、育て、維持していくかにかかっています。そのため、植林の意義や重要性、便益などを理解してもらうための啓蒙のプロセスが重要となります。

落ち葉は食事などをつくる焚き物(薪代わり)になります。森の落ち葉は住民たちの暮らしに役立ちます。落ち葉集めは女性たちの仕事。
落ち葉は食事などをつくる焚き物(薪代わり)になります。
森の落ち葉は住民たちの暮らしに役立ちます。落ち葉集めは女性たちの仕事。

インドでの植林プロジェクトは四半世紀が過ぎ、確実に地域に根付いてきました。かつては荒地が広がっていたところは見事な森となり、住民が大切に維持管理をしながら森の恩恵を享受しています。果樹などからはすでに収穫が始まり、収入が得られるようになっています。住民たちが自ら植林を行うことも始まりました。木の成長とともに、持続可能な社会へと少しずつ近づいていることを実感しています。

植樹後7年目のカシューナッツの木。収穫ができるようになりました。
植樹後7年目のカシューナッツの木。収穫ができるようになりました。

その他の森林保全活動

  • フランス マルスネー村の森づくり(実施年度:1992年、2003年、2005年/5,010本植栽)
  • エルサルバドル グレーターサンサルバドルの森づくり(実施年度:1996年/4万5,000本植栽)
  • ロシア 沿海州カザンスキー県の森づくり(実施年度:2006年?2007年/4万9,000本植栽)
  • タジキスタン ラシットヴァレー地域の森づくり(実施年度:2013年/3万本植栽)

(2017年3月更新)

企業による森林保全活動の事例一覧

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