専門家に関する情報
氏名 | 高橋 佳孝 |
肩書 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構近畿中国四国農業研究センター 大田研究拠点 主任研究員 |
略歴 |
農林水産省入省以来,一貫して「里山草地の永続的維持管理と利用に関する研究」に従事.最近は,島根県大田市や山口県内,熊本県阿蘇地方を中心に,地域の農家,市民,行政の一体的な草地・里山再生への取り組みと生物多様性の保全,未利用草資源を活用した放牧の普及に従事。 全国草原再生ネットワーク会長、阿蘇草原再生協議会会長、央環境審議会臨時委員、認定NPO法人緑と水の連絡会議顧問 阿蘇市バイオマスエネルギー地域システム化検討委員会委員など。 |
専門とする分野 | 草原の生物多様性、草原の保全と活用 |
ジャンル | 講演 / 計画策定指導 / 調査指導 / 技術指導 |
主な著作 | 「中山間地と多面的機能」(共同執筆,農林統計協会),「生態学からみた身近な植物群落の保護」(分担執筆,講談社サイエンティフィク),「生態学からみた里やまの自然と保護」(分担執筆,講談社サイエンティフィク),「ハイベスト教科事典-植物の世界」(分担執筆,学習研究社),「農山漁村と生物多様性」(分担執筆,家の光協会)など. |
講演・指導可能な分野 | 草原の生物多様性、草原の保全と活用 |
メッセージ |
雨が多く温暖な日本では、草原は、牛馬の放牧や刈った草の飼料・敷き草・肥料としての利用といった営みが続けられてきたことにより維持され、その結果できた草地の明るい環境が、特有の植物群集を創り上げました。しかし、現在は草の需要が減って草原の面積は激減し、草原に生育生息する動植物の生息環境も危機的な状況にまで激減しています。 近年、草原や里山こそが「サステイナブル・ユース(持続的利用)」の典型ではないかと、新しい観点から再評価されつつあります。その持続的な利用・管理のノウハウは、私たちの祖先が築き上げた草地や里山の技術や文化の中にあります。その伝統の知恵を学び、引継ぐとともに、「自然の力」と「人間の活動」のバランスが保たれた草原の生態系を保全していきましょう。 |
派遣可能地域 | 北海道 / 東北地方 / 関東地方 / 中部地方 / 近畿地方 / 中国地方 / 四国地方 / 九州地方 |
派遣に必要とする 概算費用 |
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講演・指導依頼先 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構近畿中国四国農業研究センター |
連絡方法 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構近畿中国四国農業研究センター 大田研究拠点 0854-82-0864 |
交通費換算基点 | 島根県大田市 |