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阿蘇の草原

阿蘇の草原 位置図
阿蘇の草原
No. 43-3
名称 阿蘇の草原
ふりがな あそのそうげん
所在地 熊本県阿蘇市、阿蘇郡高森町、阿蘇郡南阿蘇村、阿蘇郡南小国町、阿蘇郡小国町、阿蘇郡産山村、阿蘇郡西原村
選定基準1 ○(該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 -(非該当)
選定理由 阿蘇山のカルデラを中心に、日本最大規模の野草地が残された地域であり、草原、森林、水田、火山が一体となった特徴的な景観が広がっている。
「放牧」、「採草」、「野焼き」など、人が生活や農畜産業 のために手を入れることにより維持されてきた草原環境である。こうした人の関与によって、採草地・放牧地・茅野(茅場)・湿地性植物群落といった異なるタイプの草原が形成され、大陸性遺存植物であるヒゴタイやフクジュソウ、希少なチョウであるオオルリシジミをはじめ、多様な草原性の動植物の生息・生育の場となっている。
保全活用状況(取組状況)
  • 地域住民が放牧及び採草により利用し、野焼き関連の活動(輪地切り、野焼き)により維持管理することで守られてきた。
  • 牧野組合での管理のほか、地区の共有財産(入会原野)として管理している。
  • 野焼きにより、害虫駆除及び採草地更新を行っている。
  • 植林、下草刈りを行っている。
活動主体 阿蘇草原再生協議会、牧野組合
その他参考情報
  • 平成27年度より、「草原を学び、楽しみながら引き継ぐ、観光・交流拠点」として「阿蘇草原保全活動センター」が運用開始され、「草原学習館」(環境省設置)の「保全・再生機能」及び「学習機能」、「草原情報館」(阿蘇市設置)の「利活用機能」をあわせて、草原保全や利活用に向けたサービスを提供している。
  • 西原村・大津町の児童5年生(H27年度107名参加)を対象に、企業及び各種団体の協力のもと環境体験学習会「風の子塾」が開催され、自然エネルギーの役割と大切さを学ぶ場としても活用されている。
  • 直売店「俵山交流館萌の里」周辺では、原野とのロケーション効果で観光スポットとなっている。
  • 3月下旬には全国的にもめずらしい夜の野焼き「山ノ神まつり」が開催される。
  • 阿蘇谷へのナベヅル越冬誘致を目指している。
  • 阿蘇くじゅう国立公園、世界農業遺産、にほんの里100選
保全活用施策(実施状況等)  

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。