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信太山

信太山 位置図
信太山
No. 27-12
名称 信太山
ふりがな しのだやま
所在地 大阪府和泉市
選定基準1 ○(該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 ○(該当)
選定理由 市の北部に位置する丘陵地であり、都市近郊に位置しながら、自衛隊の演習場として利用されていたことなどから貴重な自然環境が残され、人々の暮らしと深く関わってきた里山である。
コナラ、クヌギなどの里山林、ネザサ・チガヤ等の広がる草地、大小10数カ所の府内で最大の湿地群など多様な環境が残されており、希少種のカスミサンショウウオをはじめ、里地里山に特徴的な種であるカヤネズミなど、草原性・湿地性の動植物が多数生息・生育しているほか、豊かな里地里山生態系のシンボルであるオオタカも確認されている。また当該地域は、近接する堺南部丘陵、金剛寺周辺と連担し、大阪南部のエコロジカルネットワークの形成に寄与している。
保全活用状況(取組状況)
  • 市内で活動を行うNPO法人と連携を図り、ボランティアによる保全活動(ネザサの草刈など)を実施している。
  • 自然環境調査(平成22年度)では、地域内で487種の植物と501種の動物が観察されている。
活動主体 NPO法人信太の森FANクラブ、NPO法人いずみの国の自然館クラブ、和泉市信太山丘陵市有地公園協議会
その他参考情報
  • 本丘陵一帯は、希少な自然環境が評価され、『大阪府レッドリスト2014』において生物多様性ホットスポット【Aランク】に選定されており、歴史的・文化的にも市民の財産であり、地域のシンボルである。
  • 本丘陵における市有地(約16ha)において、平成27年3月に「和泉市信太山丘陵市有地公園協議会」を設立し、公民協働による参画のもとに里山的環境を保持し、自然体験や環境学習の場として活用していくために、地域の人々と相互に協力・活動しながら、都市公園としての整備を進めている。
保全活用施策(実施状況等)  

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。