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堺・南部丘陵

堺・南部丘陵 位置図
堺・南部丘陵
No. 27-1
名称 堺・南部丘陵
ふりがな さかい・なんぶきゅうりょう
所在地 大阪府堺市南区
選定基準1 -(非該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 ○(該当)
選定理由 市の南部に位置する丘陵地であり、都市部の近くにありながら、自然の豊かさを身近に感じることができる地域である。
シリブカガシ群落等の原生的な植生を擁する二次林を中心に、人々の生業によって維持されてきたため池、棚田、河川等が維持されており、里地里山に特徴的な種であるオオタカ、カスミサンショウウオを含む多様な生き物が生息している。また、市の生物多様性ホットスポットとして位置付けられており、都市部に対する種・生態系の供給源として、水と緑の生態系ネットワークの形成を進めていくうえで重要な地域である。
保全活用状況(取組状況)
  • 持続可能な里地里山環境をつくるため、地元小学校主体によるカワバタモロコ保護活動の実施、市有地(堺自然ふれあいの森)では市民ボランティアによる樹林の管理や子どもたちの環境学習の場としての活用が行われている。
活動主体 鉢ヶ峯地域農空間保全協議会、天濃池ビオトープの会、NPO法人いっちんクラブ
その他参考情報
  • 森・里・川・海をつなぐ水と緑の生態系ネットワークの形成を進めていくうえで、都市部に対する種・生態系の供給源として重要な位置付けにある。
  • 約600haの樹林地があり、低炭素社会に貢献する「クールダム」としての機能を有する。
  • 大阪や堺の都市部から非常に近い立地であることから、今後の里地里山の保全・活用策について、企業や都市住民の参画等が大いに期待できる。
  • 堺市緑の保全と創出に関する条例に基づく保全緑地(平成27年~)
保全活用施策(実施状況等) 堺市レッドリスト(平成20年)、南部丘陵における緑地保全に係る調査研究(平成22~24年)、生物多様性・堺戦略(平成25年)、工場立地法における敷地外緑地制度導入(平成26年)、堺市レッドリスト2015・堺市外来種ブラックリスト2015(平成27年) 等

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。