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亀岡盆地の氾濫原

亀岡盆地の氾濫原 位置図
亀岡盆地の氾濫原
No. 26-7
名称 亀岡盆地の氾濫原
ふりがな かめおかぼんちのはんらんげん
所在地 京都府亀岡市
選定基準1 ○(該当)
選定基準2 ○(該当)
選定基準3 -(非該当)
選定理由 府のほぼ中央に位置し、周囲を峻険な高峰に包まれた盆地であり、中央部を保津川の清流が貫いている。
古来より農耕を主体とした文化が発達した地域であり、水田を含む河川氾濫原の湿地生態系が良好な状態で保たれてきたことから、アユモドキなどの希少な湿地性動植物が生き延びてきた。当該地域は、近畿地方で唯一のアユモドキの生息地として重要であり、市の環境のシンボルであるアユモドキの生息環境の保全・再生の取組による当該里地里山全体の保全、その他さまざまな種の保全が期待される。
保全活用状況(取組状況)
  • 地元自治会、各種団体(農業、漁業)、有識者、NPO、行政機関によるアユモドキの保全保護活動を行っている。
  • 保全活動の中心として、総会、報告会の開催による1年間におけるアユモドキの事業計画、事業報告等により、各団体間の連絡・調整等を行う。
  • アユモドキの産卵時期に合わせた農業用堰の稼働調整や稲作の営みに合わせたアユモドキの生息地による保全・保護活動を行っている。
  • 生息河川とその上流のため池で外来魚の駆除活動を行っている。
活動主体 亀岡市保津地域アユモドキ保全協議会
その他参考情報
  • 平成20年度には、亀岡市が設置した保護・保全のための専門家による委員会から、将来の土地利用を見すえてサンクチュアリを整備すべき提案をいただいた。そうした中で、京都府の球技専用スタジアムの建設決定を受け、この事を契機に専門家から意見を伺いながら、「京都・亀岡保津川公園」内にアユモドキなど希少生物が生息する「共生ゾーン」を整備するとともに、環境に影響を及ぼすことのない工法により、「自然と共生するスタジアム」建設を京都府と連携して進めている。
  • 府立保津峡自然公園
保全活用施策(実施状況等)  

位置図について

各地域の地図(位置情報)について、地図上の点線(赤枠)はおおよその位置・範囲を示したものです。

希少種の保全等に留意し、エリア(赤枠)を省略している場合があります。