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ラムサール条約と条約湿地
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日本の条約湿地
日本の条約湿地数:50か所
日本の条約湿地面積:148,002ha 

日本の条約湿地
    
ラムサール条約湿地位置図
日本の条約湿地概要   tori条約湿地名をクリックするとその湿地のパンフレットのページを見ることができます。
 
                                                                                                                           
条約湿地名 所在地 登録年月日 面積(ha) 湿地の特徴 保護の形態
湿地の概要
クッチャロ湖
(くっちゃろこ)
北海道
浜頓別町
H1.7.6 1,607 大規模ガンカモ渡来地 ・国指定浜頓別クッチャロ湖鳥獣保護区 浜頓別クッチャロ湖特別保護地区
北海道の北部に位置。周囲27km、海岸砂丘地で海と隔てられたオホーツク海岸線最大の海跡湖。寒地性の水生植物マリモが分布。冬期、シベリアから南下するハクチョウ類、ガンカモ類の最初の中継地。特に、日本で越冬するほとんどのコハクチョウ(約1万羽)がこの湖を経由。
サロベツ原野
(さろべつげんや)
北海道
豊富町
幌延町
H17.11.8 2,560 高層湿原、オオヒシクイ、コハクチョウ渡来地 ・国指定サロベツ鳥獣保護区サロベツ特別保護地区
・利尻礼文サロベツ国立公園特別保護地区及び特別地域
北海道の北部に位置。泥炭地上に成立した高層湿原、中間湿原、低層湿原及び沼で構成。低地の平野部でよく発達した高層湿原が特徴。ペンケ沼及びパンケ沼周辺は水鳥の繁殖地、特に春秋にはヒシクイやコハクチョウなどガンカモ類の重要な渡りの中継地である。
濤沸湖
(とうふつこ)
北海道
網走市 
小清水町
H17.11.8 900 低層湿原、湖沼、大規模オオハクチョウ・オオヒシクイ等渡来地 ・国指定濤沸湖鳥獣保護区濤沸湖特別保護地区
・網走国定公園特別地域
北海道の東部に位置。砂嘴の発達によって形成された海跡湖であり、汽水湖である。また藻場や塩性湿地も発達している。また、ガンカモ類、シギ・チドリ類等の有数の渡り鳥の渡来地である。オジロワシ、オオワシの越冬が確認されているほか、タンチョウの繁殖も確認。
雨竜沼湿原
(うりゅうぬましつげん)
北海道
雨竜町
H17.11.8 624 高層湿原 ・暑寒別天売焼尻国定公園特別保護地区
北海道の中西部に位置。山地型高層湿原としては我が国でも有数の面積規模を誇る。湿原の中央にはペンケペタン川が多数の池塘群と浮島を縫うように蛇行して流れている。水生、湿原性及び高山性の植物群が混交するなど自然性の高い優れた景観を呈している。
野付半島・ 野付湾
(のつけはんとう・のつけわん)
北海道
別海町
標津町
H17.11.8 6,053 塩性湿地、低層湿原、藻場、タンチョウ繁殖地、大規模コクガン・ホオジロガモ等渡来地 ・国指定野付半島・野付湾鳥獣保護区野付半島・野付湾特別保護地区
北海道の東部に位置。野付半島は根室海峡に突き出た釣ばり状の砂嘴であり、その延長は日本最大で28q。野付湾は、野付半島と北海道本土との間に形成されている。湾内の平均水深は4mであり、広大な干潟及びアマモ場が形成されている。当該区域は渡り鳥の大規模な渡来地となっているほか、タンチョウの繁殖地となっている。
阿寒湖
(あかんこ)
北海道
釧路市
H17.11.8 1,318 淡水湖、マリモ生育地 ・阿寒国立公園特別保護地区及び特別地域
北海道の東部の内陸部に位置。火山活動によって形成された広大なカルデラ湖。マリモなど希少な藻類の生育地であり、アジアにおける天然分布の南限となるヒメマスやイトウなどの魚類やカワシンジュガイなど二枚貝類の重要な生息地である。
宮島沼
(みやじまぬま)
北海道
美唄市
H14.11.18 41 大規模マガン渡来地 ・国指定宮島沼鳥獣保護区宮島沼特別保護地区
北海道の中央部よりやや西方に位置。石狩川の河跡湖沼群の一部。シベリア等北半球の繁殖地を往復するガンカモ類、ハクチョウ類の中継地として国際的に重要。日本で越冬するマガンのほとんどが宮島沼を中継地として利用。
風蓮湖・春国岱
(ふうれんこ・しゅんくにたい)
北海道
根室市
別海町
H17.11.8 6,139 汽水湖、低層湿原、藻場、タンチョウ繁殖地、大規模キアシシギ・オオハクチョウ等渡来地 ・国指定風蓮湖鳥獣保護区風蓮湖特別保護地区
北海道の東部に位置。風蓮湖は根室湾につながる汽水湖で干潟とアマモ場が発達。春国岱は、風蓮湖と根室湾の間に形成された砂州であり、アカエゾマツ林やハマナスの大群落が発達。これらの森林、草地、塩性湿地、干潟等は鳥類の良好な生息環境となっており、渡り鳥の渡来及び中継地として重要である。
釧路湿原
(くしろしつげん)
北海道
釧路市
釧路町
標茶町
鶴居村
S55.6.17 7,863 低層湿原、タンチョウ生息地 ・国指定釧路湿原鳥獣保護区 釧路湿原特別保護地区
・釧路湿原国立公園特別保護地区及び特別地域
北海道の東部に位置。湿原の80%はヨシ・スゲ群落とハンノキ林が特徴の低層湿原である。ミズゴケが生育する高層湿原もわずかではあるが分布。カモ類、ハクチョウ類の越冬地、渡りの中継地であり、タンチョウの主な繁殖地でもある。さらにシマフクロウ、オジロワシ、オオワシ等の大型鳥類も生息。
霧多布湿原
(きりたっぷしつげん)
北海道
浜中町
H5.6.10 2,504 高層湿原、タンチョウ繁殖地 ・国指定厚岸・別寒辺牛・霧多布鳥獣保護区厚岸・別寒辺牛・霧多布特別保護地区
北海道の東部に位置。ミズゴケ泥炭地を基盤とする高層湿原と満潮時に海水が流入する2つの汽水湖から構成される。オオハクチョウ、ヒシクイ等ガンカモ類、ハクチョウ類が多数渡来する。また、タンチョウの繁殖地も分布する。
厚岸湖・
別寒辺牛湿原
(あっけしこ・べかんべうししつげん)
北海道
厚岸町
H5.6.10 5,277 低層湿原、大規模オオハクチョウ・ガンカモ渡来地、タンチョウ繁殖地 ・国指定厚岸・別寒辺牛・霧多布鳥獣保護区厚岸・別寒辺牛・霧多布特別保護地区
北海道の東部に位置。汽水湖である厚岸湖とそれに流入する別寒辺牛川周辺のヨシ・スゲを中心とする低層湿原であり、中央部は部分的に高層湿原。海岸沿いには塩性湿地が発達。タンチョウの繁殖地も分布し、厚岸湖は冬でも全面凍結しないため、オオハクチョウの国内最大級の越冬地である。
ウトナイ湖
(うとないこ)
北海道
苫小牧市
H3.12.12 510 大規模ガンカモ渡来地 ・国指定ウトナイ湖鳥獣保護区ウトナイ湖特別保護地区
北海道の南西部に位置。周囲17kmの淡水・海跡湖である。湖岸水辺にヨシ、スゲ、マコモ、フトイ等の挺水植物群が分布し、湖岸を落葉広葉樹が占める。渡りの我が国有数の中継地で、ハクチョウ類、ガンカモ類が数千羽飛来し、繁殖する鳥類は250種以上である。
大沼
(おおぬま)
北海道
七飯町
H24.7.3 1,236 淡水湖、堰止湖群 ・大沼国定公園特別地域
北海道の南西部にある渡島半島のほぼ中央部に位置している。大沼、小沼、蓴菜沼等の湖で構成され、12月から3月まで全面結氷する。活火山の駒ヶ岳、砂原岳等の山々に囲まれ、多くの溶岩小丘が湖内にある変化に富んだ景観等から、1958年に北海道で最初の国定公園に指定された。    
仏沼
(ほとけぬま)
青森県
三沢市
H17.11.8 222 オオセッカ繁殖地 ・国指定仏沼鳥獣保護区仏沼特別保護地区
青森県の東部、下北半島の太平洋側に位置する小川原湖と海岸砂丘に挟まれた干拓地。ヨシを優占種とする低層湿原。オオセッカ、コジュリン、オオヨシゴイなど希少な鳥類の繁殖地及び渡来地となっている。また、水鳥等渡り鳥の中継地ともなっている。
伊豆沼・内沼
(いずぬま・うちぬま)
宮城県
栗原市
登米市
S60.9.13 559 大規模マガン等ガンカモ渡来地 ・国指定伊豆沼鳥獣保護区伊豆沼特別保護地区
宮城県の北部に位置。水深1m、マコモ、ヨシ等の挺水植物群落、ハス、ヒシ、ヒルムシロ等の水生植物が繁茂する淡水湖沼である。マガン、ヒシクイ、マガモ等有数のガンカモ類の越冬地であり、ハクチョウ等30種以上の野鳥が生息する。
蕪栗沼・ 周辺水田
(かぶくりぬま・しゅうへんすいでん)
宮城県
栗原市
登米市
大崎市
H17.11.8 423 大規模マガン等ガンカモ渡来地 ・国指定蕪栗沼・周辺水田鳥獣保護区蕪栗沼特別保護地区
宮城県の北部に位置する。北上川の支流である旧迫川の氾濫源に形成された自然遊水池の沼及びその周囲の水田地帯である。マガン、オオヒシクイ、オオハクチョウ及びカモ類の越冬地として全国でも最大級の規模を持つ。
化女沼
(けじょぬま)
宮城県
大崎市
H20.10.30 34 ダム湖、ヒシクイ(亜種)、マガン等の渡来地 ・国指定化女沼鳥獣保護区化女沼特別保護地区
宮城県北部に位置し、水害防止と農業用水の補給を目的としたダムの水面部分である。ガンカモ類を始めとする渡り鳥の重要な越冬地となっており、特にヒシクイ(亜種)は毎年2千羽以上、マガンは毎年3千羽以上の越冬が確認されており、東アジア地域個体群の個体数の1%以上を支える。
大山上池・下池
(おおやまかみいけ・しもいけ)
山形県
鶴岡市
H20.10.30 39 ため池、マガモ、コハクチョウ等の渡来地 ・国指定大山上池・下池鳥獣保護区大山上池・下池特別保護地区
山形県西部に位置し、灌漑用ため池として維持管理されている湖沼の水面部分である。ガンカモ類を始め多くの渡り鳥の全国的に重要な越冬地となっており、特に、マガモは毎年2万羽から3万羽、コハクチョウは毎年千羽から3千羽の飛来が確認されており、東アジア地域個体群の個体数の1%以上を支える。
涸沼
(ひぬま)
茨城県
鉾田市
茨城町
大洗町
H27.5.28 935 汽水湖、カモ類の渡来地、ヒヌマイイトトンボ等の生息 地 ・国指定鳥獣保護区特別保護地区
満潮時には10km下流から那珂川と涸沼川を介して海水が流れ込む天然の汽水湖である。冬期にスズガモ等水鳥が飛来する東アジア地域における重要な越冬地及び中継地となっている。
尾瀬
(おぜ)
福島県
檜枝岐村
群馬県
片品村
新潟県
魚沼市
H17.11.8 8,711 高層湿原 ・日光国立公園特別保護地区及び特別地域
東京の北方約140kmに位置。尾瀬ヶ原及び尾瀬沼を中心とする集水域の山岳、森林及び小規模な湿原で構成。尾瀬ヶ原は高層湿原を主体とする湿原としては我が国最大。トンボ類や甲虫類の多様性も高く、周囲の山岳と湿原が織りなす景観は広大で美しく、季節により様々な花が見られるなど湿原特有の動植物に恵まれた貴重な自然環境を持つ。
奥日光の湿原
(おくにっこうのしつげん)
栃木県
日光市
H17.11.8 260 高層湿原 ・日光国立公園特別保護地区及び特別地域
栃木県の北方に位置。戦場ヶ原、小田代原、湯の湖及び湯川で構成されている。戦場ヶ原は本州最大級の高層湿原である。小田代原は湿原から草原へと遷移過程にあり、湿原と草原の双方の特色を持っている。湯の湖は周囲3kmほどの湖で、湖底からは湯元温泉の温泉水が湧き出している。
渡良瀬遊水地
(わたらせゆうすいち)
茨城県
古河市
栃木県
栃木市
小山市
野木町
群馬県
板倉町
埼玉県
加須市
H24.7.3 2,861 低層湿原及び人工湿地、トネハナヤスリ、タチスミレ等の生育地、オオヨシキリ、チュウヒ等の渡来地 ・国指定渡良瀬遊水地鳥獣保護区、河川区域
関東平野のほぼ中央に位置している。周辺は、度重なる大規模な水害に見舞われてきた地域で、足尾銅山の鉱毒被害対策として、谷中村を廃村にし、遊水池がつくられた。堤防で仕切られた3つの調整池があり、本州最大級のヨシを主体とする湿地が広がっている。
芳ヶ平湿地群
(よしがだいらしっちぐん)
群馬県
中之条町
草津町
H27.5.28 887 火山性の特異な特徴を有する中間湿原、淡水湖、火口湖 ・国立公園特別地域
火山性の特異な特徴を有する湿地群(草津白根山の火山活動により形成された難透水性土壌、凹地及び火口に発達した中間湿原、淡水湖及び火口湖)で、日本固有種のモリアオガエルの最高標高の繁殖地である。
谷津干潟
(やつひがた)
千葉県
習志野市
H5.6.10 40 泥質干潟、シギ・チドリ渡来地 ・国指定谷津鳥獣保護区谷津特別保護地区
東京都心から30分ほどの近さに位置。住宅地、高速道路に取り囲まれた東京湾に残された数少ない干潟である。全国でも有数のシギ・チドリ類の渡来地である。都心からも近く鳥類など身近な自然の観察地として多くの人々に親しまれている。
瓢湖
(ひょうこ)
新潟県
阿賀野市
H20.10.30 24 ため池、コハクチョウ、オナガガモ等の渡来地 ・国指定瓢湖鳥獣保護区瓢湖特別保護地区
新潟平野のほぼ中央に位置し、江戸時代に灌漑用ため池として造成された瓢湖と、近年瓢湖に隣接して造成された東新池、あやめ池、さくら池から構成されている。毎年、ハクチョウ類が約6千羽渡来しており、特にコハクチョウは東アジア地域個体群の個体数の1%以上を支える。また、オナガガモを始めとするカモ類も多く渡来し、ハクチョウ類を含むガンカモ類の渡来数は約1万8千羽を数える。
佐潟
(さかた)
新潟県
新潟市
H8.3.23 76 大規模ガンカモ渡来地 ・国指定佐潟鳥獣保護区
・佐渡弥彦米山国定公園特別地域
新潟県の中央部の日本海側に位置。砂丘の形成期に砂丘間の凹部にできた湖で、地下水の湧水によって維持されている。ハクチョウ類、オオヒシクイ、マガン等の多くのガンカモ類の有数の集団渡来地である。
立山弥陀ヶ原・大日平
(たてやまみだがはら・だいにちだいら)
富山県
立山町
H24.7.3 574 雪田草原 ・中部山岳国立公園特別保護地区
雪田草原である弥陀ヶ原・大日平、豊富な水量を誇る称名渓谷そして落差350mもの称名滝からなる。過去の火山活動によって形成されたなだらかな「溶岩台地」上に広がり、寒冷な気候と豪雪、豊富な水、強風の影響を受けて成立した湿地である。
片野鴨池
(かたのかもいけ)
石川県
加賀市
H5.6.10 10 大規模ガンカモ渡来地 ・国指定片野鴨池鳥獣保護区片野鴨池特別保護地区
・越前加賀海岸国定公園特別地域
石川県の西部に位置。池及び休耕田からなり、周辺は樹林帯である。マガン、ヒシクイ、マガモ、トモエガモ等のガンカモ類が渡来するほか、オオタカ、オジロワシなどの猛禽類も見られる。
中池見湿地
(なかいけみしっち)
福井県
敦賀市
H24.7.3 87 低層湿原、厚く堆積した泥炭層 ・越前加賀海岸国定公園特別地域
福井県敦賀市の市街地から北東部に位置し、その地形は袋状埋積谷と呼ばれる。江戸時代に湿地を新田開発した湿田地帯であり、近年まで未整備の湿田で稲作が続けられていたが、現在は湿地の保全活動を目的とした湿田以外はすべて耕作放棄されている。デンジソウやミズトラノオなどの多様な水生・湿生植物が確認されている。また、地下には約40mにおよぶ、10万年の気候変動を記録した泥炭埋積物が確認されている。
三方五湖
(みかたごこ)
福井県
若狭町
美浜町
H17.11.8 1,110 固有魚類生息地 ・若狭湾国定公園特別地域
福井県の南西部に位置。若狭湾沿いのリアス式海岸に所在する湖の集まりであり、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖及び日向湖の5つの湖から成る。湖はすべてつながっているが、それぞれ塩分濃度や面積、深さが異なる。このため、5つの湖には異なる魚種が生息する。また、タモロコ、イチモンジタナゴ等の固有種の魚が生息する。
東海丘陵湧水湿地群
(とうかいきゅうりょうゆうすいしっちぐん)
愛知県
豊田市
H24.7.3 23 非泥炭性湿地(貧栄養性湿地)、シラタマホシクサ等の生育地、ヒメタイコウチ等の生息地 ・愛知高原国定公園特別地域
愛知県豊田市の矢並湿地と上高湿地、恩真寺湿地の3つの湿地からなる。矢並湿地は草本群落が優先し、上高湿地と恩真寺湿地は、草本群落とシデコブシを中心とする温帯林の両方を有する。東海地方の固有種や大陸系の種が隔離分布しているなど、特徴的な植物が15種知られ、東海丘陵要素と呼ばれている。
藤前干潟
(ふじまえひがた)
愛知県
名古屋市
飛島村
H14.11.18 323 河口干潟、シギ・チドリ渡来地 ・国指定藤前干潟鳥獣保護区藤前干潟特別保護地区
愛知県の西部に位置。庄内川・新川・日光川の河口を中心とする地域で、伊勢湾奥部に残された唯一の大規模な干潟。特に、シベリア等北半球の繁殖地とオセアニア等、南半球の越冬地を往復するシギ・チドリ類の中継地として重要で、国内でも最大規模のシギ・チドリ類の中継地である。
琵琶湖
(びわこ)
滋賀県
大津市
彦根市
長浜市
近江八幡市
草津市
守山市
野洲市
高島市
米原市
東近江市
H5.6.10 65,984 淡水湖、大規模ガンカモ渡来地、固有魚類生息地 ・琵琶湖国定公園特別地域
滋賀県の中央部に位置。我が国最大の湖沼で、70種を超える水生植物が生育する。魚類はホンモロコ、ニゴロブナ等11種の固有種を含め53種が生息する。毎冬、コハクチョウ、ヒシクイ等4万羽を超える水鳥類が渡来する。
円山川下流域・周辺水田
(まるやまがわかりゅういき・しゅうへんすいでん)
兵庫県
豊岡市
H24.7.3 560 河川及び周辺水田、コウノトリ、ヒヌマイトトンボ等の生息地 ・国指定円山川下流域鳥獣保護区円山川下流域特別保護地区、山陰海岸国立公園特別地域、河川区域
兵庫県の北部に位置し、汽水域が河口から16q以上上流にまで広がる非常に緩やかな流れの円山川、その周辺水田や絶滅危惧種のコウノトリが繁殖する人工湿地「市立ハチゴロウの戸島湿地」など様々なタイプの湿地で形成されている。水田では環境創造型農業の「コウノトリ育む農法」に取り組む農家もある。コウノトリ以外にも絶滅危惧種のヒメシロアサザ・在来種のオオアカウキクサなどの水生植物やメダカ・イトヨなどの魚類が生息しており、多様な生物相を支えている。
串本沿岸海域
(くしもとえんがんかいいき)
和歌山県
串本町
H17.11.8 574 非サンゴ礁域のサンゴ群集 ・吉野熊野国立公園海中公園地区及び普通地域
和歌山県の南端部周辺のサンゴ群集が見られる海域。当該海域は黒潮の強い影響下にあり、本州中部という非サンゴ礁域に位置しながら熱帯性生物群集が豊富に見られる。特にサンゴは被度・多様性がともに高く、学術的に重要な群集が多い。
中海
(なかうみ)
鳥取県
米子市
境港市
島根県
松江市
安来市
H17.11.8 8,043 大規模コハクチョウ・ホシハジロ・キンクロハジロ・スズガモ渡来地 ・国指定中海鳥獣保護区中海特別保護地区
鳥取県と島根県にまたがって位置する汽水湖。面積は我が国で5番目に大きく、様々な海藻類、魚類及び貝類が生息する。我が国でも最大級のガンカモ類の越冬地であり、ハクチョウ類、シギ・チドリ類、猛禽類等の渡りの中継地及び越冬地である。
宍道湖
(しんじこ)
島根県
松江市
出雲市
H17.11.8 7,652 大規模マガン・スズガモ渡来地 ・国指定宍道湖鳥獣保護区宍道湖特別保護地区
島根県の東部に位置する汽水湖。面積は我が国で7番目に大きく、周囲は45kmある。我が国でも最大級のガンカモ類の越冬地であるとともに、食用のヤマトシジミが多く生息することで知られ、その漁獲量は日本一である。
宮島
(みやじま)
広島県
廿日市市
H24.7.3 142 砂浜海岸、塩性湿地及び河川、ミヤジマトンボの生息地 ・瀬戸内海国立公園特別地域
瀬戸内海沿岸、広島湾の北西部に位置する宮島(嚴島)南部の海岸部。瀬戸内海地域でも減少しつつある自然海岸や後背の山林がよく保存されており、山間からの湧出水と大潮の時に流入する海水が混ざる潮汐湿地が形成され、国内では宮島にしか生息しないミヤジマトンボが生息できる環境が残存している。
秋吉台
地下水系
(あきよしだいちかすいけい)
山口県
美祢市
H17.11.8 563 地下水系・カルスト ・秋吉台国定公園特別地域
山口県の中央部に位置。日本では最大規模のカルスト地形。地下水系は秋芳洞を始めとする多くの洞窟や洞窟内の見事な洞窟生成物を作り出している。洞窟内にはユビナガコウモリ等6種類のコウモリや、アキヨシシロアヤトビムシ等の洞窟性動物が生息する。地下水はホラアナミジンニナ類、ミジンツボ類等地下水棲貝類の種の多様性が高い。
東よか干潟
(ひがしよかひがた)
佐賀県
佐賀市
H27.5.28 218 干潟、シギ・チドリ類の渡来地 ・国指定鳥獣保護区特別保護地区
有明海の北岸に位置し、河川の河口と海岸に発達する泥干潟である。湾奥部に位置するため、中央黒潮生物地理地区にありながら、黒潮(日本海流)の影響が小さく、汽水的性格が強い。秋から春にズグロカモメやクロツラヘラサギ等のシギ・チドリ類が飛来し、東アジア地域における重要な渡りの中継地及び越冬地となっている。
肥前鹿島干潟
(ひぜんかしまひがた)
佐賀県
鹿島市
H27.5.28 57 干潟、シギ・チドリ類の渡来地 ・国指定鳥獣保護区特別保護地区
佐賀県南部の有明海北西岸に位置し、河川の河口と海岸に発達する泥干潟である。湾奥部に位置するため、中央黒潮生物地理地区にありながら、黒潮(日本海流)の影響が小さく、汽水的性格が強い。秋から春にかけてズグロカモメやチュウシャクシギ等のシギ・チドリ類が飛来し、東アジア地域における重要な渡りの中継地及び越冬地となっている。
荒尾干潟
(あらおひがた)
熊本県
荒尾市
H24.7.3 754 干潟、クロツラヘラサギ、ツクシガモ等の渡来地 ・国指定荒尾干潟鳥獣保護区荒尾干潟特別保護地区
有明海の中央部東側に位置している。単一干潟としては国内でも有数の広さであり、ゴカイ類、貝類等多様な生き物が生息する豊かな環境であり、干潟を利用したノリの養殖やアサリ漁等が行われている。多くのシギ・チドリ類が、中継地及び越冬地として渡来する。
くじゅう
ツル ・タデ原湿原
(くじゅうぼうがつる・たでわらしつげん)
大分県
竹田市
九重町
H17.11.8 91 中間湿原 ・阿蘇くじゅう国立公園特別保護地区及び特別地域
大分県の西部に位置。タデ原及び坊ツルの2箇所の湿原からなる。九重火山群に囲まれた盆地状の土地や山麓湧水地に形成された中間湿原である。山岳地に形成された中間湿原としては国内最大級の面積を有し、多様な地質・地形を反映した植生が分布。
藺牟田池
(いむたいけ)
鹿児島県
薩摩川内市
H17.11.8 60 ベッコウトンボ生息地 ・藺牟田池ベッコウトンボ生息地保護区管理地区
鹿児島県の北西部に位置。標高300mに位置する火口湖である。湖の北西部はツルヨシ、マコモ等からなる低層湿原になっており、多数の泥炭質の浮島が存在する。希少種のベッコウトンボをはじめとするトンボ類が多数見られる。
屋久島永田浜
(やくしまながたはま)
鹿児島県
屋久島町
H17.11.8 10 アカウミガメ産卵地 ・霧島屋久国立公園特別地域
鹿児島県の屋久島北西部に位置。当該区域は島内最長の砂浜である。砂浜は2つの部分に分けられ、永田川河口を挟んで南側に延長約1km、北側に延長約2kmの範囲となっている。アカウミガメが北太平洋で最も多く上陸し産卵する。
久米島の渓流・湿地
(くめじまのけいりゅう・しっち)
沖縄県
久米島町
H20.10.30 255 渓流及びその周辺の湿地、森林、キクザトサワヘビの生息地 ・宇江城岳キクザトサワヘビ生息地保護区管理地区
沖縄本島の西方約100kmに位置している。久米島の宇江城岳を源流とする渓流及びその周辺の湿地、森林を中心とする地域である。日本で唯一の淡水生のヘビであるキクザトサワヘビをはじめとする希少野生生物の重要な生息地となっている。
慶良間諸島 海域
(けらましょとうかいいき)
沖縄県
渡嘉敷村
座間味村
H17.11.8 8,290 サンゴ礁、タイマイ等のウミガメの産卵地 ・国立公園海域公園地区
日本で確認される造礁サンゴの62%の種数が生息する代表的なサンゴ礁域。海域の海中には、テーブル状、枝状、角状、塊状、被覆状等の造礁サンゴが高い密度で分布している。スズメダイ類、チョウチョウウオ類、ベラ類等のサンゴ礁特有の魚類の幼生の生育の場となっており、夏にはアオウミガメ等が産卵のために数多く訪れている。H27年5月28日付で登録区域を現在の面積に拡大した。
漫湖
(まんこ)
沖縄県
那覇市
豊見城市
H11.5.15 58 河口干潟、クロツラヘラサギ渡来地 ・国指定漫湖鳥獣保護区漫湖特別保護地区
沖縄本島の南部に位置。那覇市と豊見城市の市街地の中を流れる国場川と饒波川の合流点に広がる河口湖であり、干潮時に大規模な干潟が出現する。シギ・チドリ類、カモ類、クロツラヘラサギなど水鳥など渡り鳥の中継地として重要な渡来地。
与那覇湾
(よなはわん)

沖縄県
宮古島市
H24.7.3 704 干潟、 シギ・チドリ類の渡来地 ・国指定与那覇湾鳥獣保護区与那覇湾特別保護地区
南西諸島西部にある宮古島の南西部に位置し、島内最大の干潟である。底生生物、甲殻類等が豊富なため、渡り途中のシギ・チドリ類等多くの鳥類が、採餌や休息地として飛来する。
名蔵アンパル
(なぐらあんぱる)
沖縄県
石垣市
H17.11.8 157 マングローブ林・河口干潟 ・国指定名蔵アンパル鳥獣保護区名蔵アンパル特別保護地区
沖縄県石垣島西部に位置。名蔵川河口部の干潟及びマングローブ林を中心とした地域。亜熱帯地域における典型的かつ多様な自然環境がまとまって存在。シギ・チドリ類などの水鳥、八重山諸島特有の猛禽類、森林性鳥類等多様な鳥類の生息地となっている。また、底生動物、甲殻類等の多様性が高い。


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