大雪山国立公園

大雪山国立公園は、北海道の中央部に広がる日本最大の山岳公園です。大雪山は、北海道の最高峰「旭岳」を主峰とする山群で、北海道を代表する石狩川と十勝川の源流地帯を含んでおり、北海道の屋根と称されています。

国立公園は大きく、表大雪エリア、十勝岳連峰エリア、東大雪エリアに分けることができます。表大雪エリアは、公園の核心部であり、旭岳を中心とする大雪火山群と、南方に位置する雄大な山上の台地を含み、存在感のある大きな山岳と深い峡谷が人々を圧倒しています。十勝岳連峰エリアは、活火山十勝岳を中央に据える火山群で、山麓の美瑛、上富良野方面から遠く農耕地や樹林越しに望む稜線と谷が織りなす連山は壮観です。東大雪エリアは十勝川流域の地域で、ニペソツ山などの東大雪の山々と深い森、然別湖や糠平湖、十勝三股カルデラなど、独自の魅力を持つ山深い一帯です。山麓では豊富な温泉が湧出ており、国内外から訪れる人々の絶好の観光拠点となっています。