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中部山岳国立公園（PC表示）

中部山岳国立公園（SP表示）

中部山岳国立公園見どころ・施設

出典：地理院地図を加工して作成

出典：地理院地図を加工して作成
※詳細な区域確認等に当たっては、担当の環境省自然保護官事務所等に問い合わせてください。

海や川、水のある風景を楽しむ

称名滝

立山連峰を源流とする滝で弥陀ヶ原台地から一気に流れ落ち、350mという日本一の落差を誇ります。雪解け水が多く流れ込む春には、称名滝の右側にハンノキ滝が現れ、2つの瀑布が轟く光景が楽しめます。
黒部峡谷

立山連峰と後立山連峰を分ける日本有数の峡谷です。深く険しいV字谷が発達しており、景勝地や温泉が多く存在します。宇奈月から欅平までは峡谷を縫うようにトロッコ電車が運行しています。
梓川・大正池（上高地）

1915年に焼岳が噴火し、噴出した熔岩や泥流によって梓川が堰き止められて出現したのが大正池です。大正池から明神地区までの梓川に沿う散策路が上高地の観光エリアとなっています。
河童橋（上高地）

梓川上流に位置する堆積平野で、河童橋周辺の景色が特に有名です。穂高連峰の岩稜、河畔林、梓川の清流とが相まって美しい渓谷美を呈しており、日本屈指の山岳リゾートとして多くの人々が訪れています。
平湯大滝

乗鞍岳噴火によってできた溶岩台地の末端にある落差64メートルの四季折々に美しい滝です。日本の滝百選にも選定されており毎年2月には氷結した滝をライトアップする平湯大滝氷結まつりが開催されます。

山や植物を楽しむ

立山・室堂・雷鳥沢

室堂は立山黒部アルペンルートの最高地点として観光や登山の拠点となっています。ライチョウが数多く生息し、みくりが池や地獄谷など火山活動に由来する見どころが点在しています。雷鳥沢ではキャンプを楽しむことができます。
槍ヶ岳

日本アルプスを象徴する標高3,180mの山です。氷河の侵食作用により山頂部が鋭く尖り、周辺にはカールやU字谷が発達しています。ヨーロッパアルプスのマッターホルンを彷彿させる山容から多くの登山者の憧れの的となっています。
焼岳

標高2,455m。今も噴煙をたなびかせる活火山で、岐阜県側では硫黄岳とも呼ばれていました。上高地から日帰りで登れる山として、多くの登山者に親しまれています。
白馬八方池

標高2,060mにあり、白馬連峰を鏡のように映す美しい池です。八方池に至る八方尾根自然研究路は、高山植物や紅葉、北アルプスの迫力ある景観などが広がる絶景スポットです。
栂池自然園

標高1,900mに広がる高層湿原で、トレッキングコースが整備されています。白馬連山を背景とした雄大な風景、ミズバショウや高山植物の大群落、紅葉など季節ごとに特徴的な景色を楽しめます。
乗鞍高原

乗鞍岳の東側に位置する高原です。春から秋にかけては登山やトレッキング、冬はスノースポーツ等を目的とし、四季折々の自然を求めて観光客が多く訪れます。3種類の源泉が沸き、温泉地としても人気です。
乗鞍岳

標高3,026mの剣ヶ峰を主峰として23の峰々が連なり、東西にその裾野を広げています。9月下旬～10月上旬の紅葉はみごとで、ハイマツの緑、ダケカンバの黄色にナナカマドの赤が映えます。
涸沢カール

「涸沢カール」は約1万年前に、氷河の浸食によって窪地状に形成された国内最大級の圏谷（カール）地形です。涸沢ヒュッテ、涸沢小屋からは3000m級の穂高連峰を眺めることができ、特に紅葉期は多くの登山利用者で賑わいます。

文化・くらしにふれる

信州そば

長野県の代表的な郷土食です。冷涼で乾燥した気候がそばの栽培に向いていると言われます。修行僧が携行食としていたそばの実を村人に伝え、栽培方法とともに広がったという伝説が各地に残ります。
奥飛騨温泉郷

平湯と新穂高、栃尾、福地、新平湯の5つの温泉地を総称して奥飛騨温泉郷と呼びます。湯量が豊富で、温泉地ごとに異なる泉質の源泉が沸き出ています。露天風呂も数多く、無料または寸志で利用できる足湯や共同浴場もあります。
白骨温泉

乗鞍岳の東側山腹に白骨温泉は湧き出ています。かつては湯治場として栄え、文人墨客にも愛された温泉地です。効能豊かな温泉は、「3日入れば3年風邪をひかない」との伝説があります。
ウエストン碑（上高地）

英国人宣教師「ウォルター・ウェストン」の功績を称えた記念碑。日本山岳会の設立に関わるなど、日本の近代登山に大きな影響を与えており、また日本アルプス（上高地）の魅力を世界に広めた人物である。上高地では、毎年6月第一日曜日に「ウエストン祭」が開催されている。

生き物に出会う

ライチョウ

北アルプスなど中部地方の高山帯のみに生息し、国の特別天然記念物に指定されています。生息環境の悪化などにより、多くの生息地で絶滅が危惧されています。

施設の場所を確認する

上高地ビジターセンター

上高地の自然に関する展示、野外での自然教室、映像の上映やレクチャーなどをとおして、上高地の自然を理解し、自然に親しむための情報を提供しています。
上高地インフォメーションセンター

上高地の自然や登山、交通、宿泊など、様々な情報を提供しています。散策前の情報収集や休憩などに利用できます。
沢渡ナショナルパークゲート

上高地へ入山する際のシャトルバス・タクシーへの乗り換え施設です。上高地をより楽しんでいただくための情報や守っていただきたいルール・マナーを紹介しています。公衆トイレやベンチなどがあり休憩もできます。
欅平ビジターセンター

黒部峡谷の自然や景観を紹介しています。欅平周辺の見所や登山道の状況などのリアルタイムな情報を得ることができます。
栂池ビジターセンター

栂池自然園の入り口にあり、施設の総合案内をしています。周辺地域の自然や文化に関する展示の他、館内でアクティビティ体験もできます。
立山自然保護センター

立山周辺地域の自然や歴史を学べる施設です。自然観察ツアーを実施しています。
大町山岳博物館

北アルプスのパノラマ風景を見られる他、周辺地域の観光情報、山々の歴史を学ぶことができます。
長野県乗鞍自然保護センター

乗鞍高原・乗鞍岳に関する自然情報や見どころを紹介する施設です。乗鞍に生息する動物の剥製や地形・地質の立体模型などを展示しており、乗鞍散策の前に訪れたい場所。昔の暮らしぶりを写真で解説するコーナーもあります。

公園でできる体験例を見る

春山スキー

乗鞍岳では毎春、乗鞍エコーライン（長野県側）・乗鞍スカイライン（岐阜県側）のマイカー規制区間でシャトルバスが運行しており、初夏まで山頂付近の残雪で滑走することができます。
サイクリング

乗鞍高原内にはサイクリングロードが整備され、自転車を借りて走ることができます。また、乗鞍岳は自転車で走行できる国内最高所地点であり、自転車ヒルクライムレースが開催されています。
五色ヶ原エコツアー

五色ヶ原の森は乗鞍岳の北西麓に位置し、深い森林地帯の中にトレイルが整備されています。ガイドの同伴や利用人数の制限等が条例で義務づけられ、自然環境に対する保護と利用の両立を図る先進地として注目され続けています。
立山黒部アルペンルート

富山県の立山駅と、長野県大町市の扇沢と弥陀ヶ原、室堂、黒部ダムなどの間をケーブルカー、バス、ロープウェイなどで結ぶ山岳観光ルートです。
新穂高ロープウェイ

日本唯一の2階建てロープウェイが新穂高温泉駅から標高2156mの西穂高口駅を結んでいます。2022年秋に西穂高口駅に隣接した「千石園地」は「頂の森」に生まれ変わり槍の回廊や森のテラスなど大自然と触れ合える新たなスペースができました。壮観な北アルプスの山並みを望むことができるほか、西穂高岳の登山口としても多くの人に利用されています。

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