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磐梯朝日国立公園(PC表示) 磐梯朝日国立公園(SP表示)

磐梯朝日国立公園 特徴

動物・植物

磐梯吾妻・猪苗代

吾妻連峰や安達太良山には、ハクサンシャクナゲの変種であるネモトシャクナゲが生育しています。雄国沼湿原は、ニッコウキスゲの大群落が有名です。どちらも国の天然記念物に指定されている貴重な植物です。
裏磐梯は、野鳥の種類が多いことで知られており、年間を通して野鳥観察を楽しむことができます。

出羽三山・朝日

本地域の山麓・山腹の豊かな森林は、多様な動植物を育んでおり、大面積の自然林を必要とする大型の哺乳類や猛禽類も生息します。
また、高地の湿原や草原には、厳しい環境に適応した植物や昆虫などが生育・生息しています。

ネモトシャクナゲ(自生地)
キレンジャク(冬鳥)

飯豊

広い面積で原生的な自然が残されている飯豊連峰では、大型哺乳類のニホンツキノワグマ、ニホンカモシカが分布し、また中小哺乳類や鳥類など、多くの野生動物が生息します。
また、標高が高い山頂や稜線部は高山植物が豊富であり、初夏になると色とりどりの花が咲き乱れます。

オコジョ(山岳地域の小型哺乳類)
クジャクチョウ
クロユリ(月山の高山植物)

地形地質・景観・生態系

地形・地質

|磐梯吾妻・猪苗代

磐梯山(1,816 m)、吾妻連峰、安達太良山(1,728 m)は火山活動により形成されました。吾妻連峰の一切経山の山頂から火口湖の五色沼が間近に眺望できます。また、磐梯山は繰り返し水蒸気噴火を起こし、発生した岩屑なだれが河川をせき止めたため、猪苗代湖や裏磐梯の桧原湖を始めとした300余りの湖沼群が形成されました。

|出羽三山・朝日

出羽三山は、月山(標高1,984m)、湯殿山(標高1,500m)、羽黒山(標高414m)の総称であり、褶曲山地の上に月山火山の噴出物が堆積し、なだらかな山体が形成されています。一方、大朝日岳(標高1,870m)を主峰とする朝日連峰は非火山性連峰です。稜線の西側は周氷河地形の緩斜面、東側は雪食により形成された急斜面となっています。

|飯豊

飯豊連峰は、飯豊山(標高2,105m)及び大日岳(標高2,128m)を主峰とする標高2,000m級の山々が連なります。地殻変動によって海底が隆起して形成された非火山性連峰であり、稜線の西側は周氷河地形の緩斜面、東側は雪食により形成された急斜面となっています。

銅沼(磐梯山の火口湖)
「魔女の瞳」ともよばれる五色沼(吾妻山の火口湖)
月山(火山)
朝日連峰の稜線(非火山性連峰)

景観・生態系

|磐梯吾妻・猪苗代

一切経山、磐梯山の銅沼、安達太良山の沼ノ平では、荒涼とした迫力ある火山景観が楽しめます。一方、吾妻連峰の西吾妻山ではオオシラビソなど亜高山帯の針葉樹林の原生的な森林と湿原の山岳景観が魅力的です。磐梯山の北側に位置する裏磐梯では、明治の噴火による影響で、アカマツ林やハンノキ林などの遷移途中の森林が広がっています。

|出羽三山・朝日

月山山頂部や朝日連峰稜線部は、雪田草原、池塘、風衝草原、ハイマツ群落などで構成され、亜高山帯の針葉樹を欠く「偽高山帯」の景観が形成されています。また、山麓・山腹は原生的な森林に覆われ、朝日連峰のブナ林は我が国有数の規模です。

|飯豊

飯豊連峰の山麓・山腹は原生的な森林に覆われています。今なお、ブナ原生林をはじめ、原始的な景観が残っています。

飯豊連峰の稜線(非火山性連峰)
桧原湖畔のハンノキ林とミズバショウ
西吾妻山の亜高山帯針葉樹林
月山・弥陀ヶ原の池塘
ブナの紅葉
飯豊連峰山麓(温身平)のブナ林

文化

磐梯吾妻・猪苗代

高湯や土湯など吾妻連峰周辺には、火山の恵みである温泉が数多く分布しており、旅行者や登山者を癒やしています。

出羽三山・朝日

出羽三山は古くから山岳信仰の霊山として栄えており、中世以来1400年の歴史があります。今日も神社や杉並木、宿坊などが存続し、修験者や参拝者で賑わっています。

飯豊

飯豊山は出羽三山と同じく山岳信仰の霊山であり、修験道の道場として栄えてきました。
また、山麓の集落では、伝統的な方法による熊の狩猟の文化が継承されています。

羽黒山にある出羽三山神社・三神合祭殿
土湯温泉の足湯
小国町の熊まつり

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