環境省自然環境・生物多様性南極地域の環境保護南極地域観測隊同行日記

久しぶりの夕日

2011年1月31日(月)

 今回の日記の題は「観測史上最悪天の1月」としようかとも悩みましたが、今日は本当に久しぶりに綺麗な夕日が見られたので、この題にしました。

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 というのも、今年の1月は雪や曇りばかりで、観測史上で最も日照時間が短く、また、平均風速も最も強い月となり、活動するには厳しい天候が続いたからです。
 しかし、1月最終日の今日、久しぶりに太陽が見え、真っ赤な夕日を見ることができました。夏の白夜が終わる時節になったので、久しぶりに太陽が沈んだ日に、昇ってくる太陽を「初日の出」として撮影するつもりでしたが、ずっと天気が悪く、日の出の写真を撮ることができずにいました。このようななかで見ることができた久しぶりの夕日は、特に綺麗に見えました。
 南極における短い真夏の1月がこれほど悪天候であっても、基地では次の越冬に向けて着実に準備が進められています。

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