昭和基地の大晦日
2010年12月31日(金)
12月23日にしらせが昭和基地周辺の定着氷に到着してから、ほとんどの観測隊員はヘリコプターで昭和基地に入り、早々に観測活動や建設作業を始めました。しらせは、その後、大きな荷物や基地活動に必要なオイルなどを給油するための海氷上の接岸ポイントに向けて再び砕氷を始め、昭和基地がある東オングル島と大陸との海峡に進んで行きました。
その後、しらせが31日中に接岸するという情報が昭和基地に入り、夕食後、既に昭和基地入りしている隊員たちと共に接岸ポイント近くの見晴らし岩に見に行きました。
しかし、今年も氷が厚くて砕氷航行が難航しているようで、まだ接岸ポイントに向け砕氷しながら進んでいるところでした。
現地時間の23時20分、ようやく接岸したとの放送が入って宿舎内がほっとした雰囲気に包まれる中、カウントダウンが始まり、2011年の元旦を迎えました。