自然環境・生物多様性

第58次南極地域観測隊同行日記 ~氷海を航行中~

氷海を航行中

2016年12月19日(火)

 しらせは順調に航海を続けており、昭和基地への到着が徐々に迫ってきました。現在は、南緯66度の海域を進んでおり、周囲は海氷で囲まれるようになりました。時には海氷を割りながら進んでいますが、海氷と接触する時は、ゴゴゴ・・・と大きな音がしたり、ガタガタと船が揺れたりと迫力があります。

 本格的に海氷域を航行するようになったため、今日から海洋観測チームによる海氷状況の調査がスタートしました。調査は、1時間に1回、海氷のサイズや厚さ、海氷が海を覆っている割合などを記録するものです。今回、海洋観測チームから手伝いの募集があったので早速調査の手伝いをやらせてもらいました。この機に海氷をじっくり見てみると、船が進むにつれ大きさや形が変わっていくので、意外に飽きません。時にはアザラシやペンギンといった動物も見ることもできます。ただ、白い氷からの照り返しがまぶしく、サングラスが欠かせなくなりました。

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