自然環境・生物多様性

第58次南極地域観測隊同行日記 ~南極での新年~

南極での新年

2017年1月4日(水)

門松の横で記念撮影

豪華なおせち料理

 新年あけましておめでとうございます。

 私たち58次隊は、12月後半から昭和基地での作業をスタートしたところですが、年末年始は昭和基地から雪上車に乗ってしらせに戻り、新年を迎えました。しらせでは、正月飾りの鏡餅、しめ縄、門松などが飾られており、お正月の雰囲気を味わうことができました。ちなみに、門松は、山本公一環境大臣の地元である愛媛県の宇和島青年会議所から贈呈されたものです。宇和島とのつながりは、以前使われていた観測船の艦長が宇和島のゆかりのある方だったことからとのことで、今でも毎年門松が贈られています。1日中太陽が沈まない白夜の南極で、新春の気分を味わうことのできるうれしい気配りだなと思いました。

 南極は白夜が続く夏の真っ盛りですが、天候のよい期間は1ヶ月程度と短いため、年明け早々から基地の設営など慌ただしく作業が進められています。私もこれから昭和基地の周辺や南極大陸沿岸での調査を始める予定ですが、元気で乗り切りたいと思います。


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