自然環境・生物多様性

第58次南極地域観測隊同行日記

 環境省では、南極地域観測統合推進本部(本部長:文部科学大臣)が組織する「南極地域観測隊」に定期的に職員を同行させ、主として我が国昭和基地周辺の環境や動植物の状況等について、現地調査を実施してまいりました。
 第58次南極地域観測隊夏隊(平成28年11月27日~平成29年3月23日)にも、1名の環境省職員が同行します。
 このページでは、南極で活躍する環境省職員の現地からの声を「第58次南極地域観測隊同行日記」として紹介します。

環境省職員日記

南極での新年

2017年1月4日(水)

門松の横で記念撮影

豪華なおせち料理

 新年あけましておめでとうございます。

 私たち58次隊は、12月後半から昭和基地での作業をスタートしたところですが、年末年始は昭和基地から雪上車に乗ってしらせに戻り、新年を迎えました。しらせでは、正月飾りの鏡餅、しめ縄、門松などが飾られており、お正月の雰囲気を味わうことができました。ちなみに、門松は、山本公一環境大臣の地元である愛媛県の宇和島青年会議所から贈呈されたものです。宇和島とのつながりは、以前使われていた観測船の艦長が宇和島のゆかりのある方だったことからとのことで、今でも毎年門松が贈られています。1日中太陽が沈まない白夜の南極で、新春の気分を味わうことのできるうれしい気配りだなと思いました。

 南極は白夜が続く夏の真っ盛りですが、天候のよい期間は1ヶ月程度と短いため、年明け早々から基地の設営など慌ただしく作業が進められています。私もこれから昭和基地の周辺や南極大陸沿岸での調査を始める予定ですが、元気で乗り切りたいと思います。

昭和基地へ到着

2016年12月26日(月)

ヘリコプターから見たしらせ

 しらせでの約3週間の航海を終え、12月24日に昭和基地へ到着しました。昭和基地は南極大陸ではなく、大陸から約4km離れた島にありますが、沿岸は夏でも氷が残っています。そのため、基地の近くに停留しているしらせからヘリコプターで基地へ入りました。基地では、ちょうど1年前から昭和基地に滞在している第57次越冬隊が暖かく迎えてくれました。これから2月上旬まで、昭和基地や野外のフィールドで過ごす予定です。

氷海を航行中

2016年12月19日(火)

 しらせは順調に航海を続けており、昭和基地への到着が徐々に迫ってきました。現在は、南緯66度の海域を進んでおり、周囲は海氷で囲まれるようになりました。時には海氷を割りながら進んでいますが、海氷と接触する時は、ゴゴゴ・・・と大きな音がしたり、ガタガタと船が揺れたりと迫力があります。

 本格的に海氷域を航行するようになったため、今日から海洋観測チームによる海氷状況の調査がスタートしました。調査は、1時間に1回、海氷のサイズや厚さ、海氷が海を覆っている割合などを記録するものです。今回、海洋観測チームから手伝いの募集があったので早速調査の手伝いをやらせてもらいました。この機に海氷をじっくり見てみると、船が進むにつれ大きさや形が変わっていくので、意外に飽きません。時にはアザラシやペンギンといった動物も見ることもできます。ただ、白い氷からの照り返しがまぶしく、サングラスが欠かせなくなりました。

※最新の記事を表示しています。以前の物は過去の南極地域観測隊同行日記をご覧下さい。

環境省による南極地域現地調査の概要

その他の関連情報

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環境省自然環境局自然環境計画課
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FAX 03-3591-3228
e-mail : antarctic@env.go.jp

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