自然環境・生物多様性

第58次南極地域観測隊同行日記

 環境省では、南極地域観測統合推進本部(本部長:文部科学大臣)が組織する「南極地域観測隊」に定期的に職員を同行させ、主として我が国昭和基地周辺の環境や動植物の状況等について、現地調査を実施してまいりました。
 第58次南極地域観測隊夏隊(平成28年11月27日~平成29年3月23日)にも、1名の環境省職員が同行します。
 このページでは、南極で活躍する環境省職員の現地からの声を「第58次南極地域観測隊同行日記」として紹介します。

環境省職員日記

フリーマントルを出港

2016年12月4日(日)

 12月2日(金)10時にオーストラリアのフリーマントルを出発しました。南緯32度のフリーマントルからどんどん南下し、12月7日(水)には南緯55度を通過、そして昭和基地へはクリスマス頃に到着する予定です。

 私は、これまでフェリーで旅行をしたことがある程度で、3週間という長い航海は初めてなので元気に乗り切れるか心配でしたが、数日で船にも慣れてきた気がします。が、これから通過する暴風圏はかなり揺れるそうなので、どうなるかまだまだ油断できません。

 ここ「しらせ」での生活は、6時に起床、6時15分朝食、11時45分昼食、17時45分夕食、22時消灯という日課です。出港後は、艦内の説明や救命訓練などの講義や実習で時間が過ぎていきます。

 ちなみに食事はバイキング形式で、ご飯、汁物、おかずを自分の好きなだけ盛って食べることができます。今日は、福岡県出身のシェフから太宰府天満宮の梅干しの差し入れがあり、酸っぱい梅干しに元気をもらいました。

オーストラリアで最後の補給

2016年12月1日(木)

 私たち観測隊員及び同行者は、11月27日(日)に成田を出発し、翌28日(月)にはオーストラリア西海岸にあるフリーマントルに到着しました。フリーマントルでは、東京からの航海を終えた「しらせ」の乗員が私たちを歓迎してくれました。

 ここオーストラリアは、南極への航海前の最後の停泊地であるため、食糧品など必要物資の最後の積み込みを行います。こちらでは、そういった物資搬入の作業を手伝ったりすると同時に、自由時間には、牛乳やお菓子など個人で消費したい食品をスーパーで買いだめしたり、フリーマントルや近隣のパースを散策したりしています。

 こちらは初夏でいつも晴れていて気持ちがいいです。太陽の日差しが強い中ですが、街頭はクリスマス飾りであふれており、南半球にいるのだなという実感がわいてきます。

 このオーストラリア滞在中に英気を養うことができたので、あとは12月2日(金)の出航を待つばかりです。

南極へ行ってきます!

2016年11月22日(火)

 はじめまして。

 この度、第58次南極地域観測隊に同行者として参加することになった竹原真理と申します。

 私は、平成22年(2010年)環境省にレンジャーとして入省し、現在、南極の自然保護に関わる仕事をしています。これから夏隊に同行する4ヶ月の間、現地での仕事や生活について、このページで紹介していく予定です。

 南極へは「しらせ」という自衛隊が運航する船で行くのですが、11月11日には、「しらせ」がオーストラリアに向けて東京・晴海埠頭を出港するのを見送りにいってきました。雨上がりの寒い日の見送りとなりましたが、甲板で手を振っている乗組員の姿が徐々に小さくなっていく様子は、スピード感のある空港での見送りと比べ感慨深いものがありました。

 私たち観測隊はというと、オーストラリアまで空路で行き、そこで「しらせ」に乗り込み南極へ向かいます。私たち観測隊のオーストラリア出発は1127日です。元気で「しらせ」と合流できることを願い行ってきます。

 では、これからしばらくの間、よろしくお願いいたします。

≪第58次南極地域観測隊(夏隊)日程≫

2016年

11月11日 「しらせ」、晴海埠頭出発

11月27日 観測隊、成田を出発

12月2日 「しらせ」、オーストラリア(フリーマントル)出発

12月下旬  昭和基地到着予定

2017年

2月上旬  昭和基地出発

3月20日 「しらせ」、オーストラリア(シドニー)到着

3月23日 観測隊、羽田に帰国

竹原 真理:環境省自然環境局自然環境計画課

「しらせ」が建造された京都府舞鶴市出身。アウトドアなど野外での活動が好きです。
平成22年環境省入省。北海道地方環境事務所、生物多様性センター、九州地方環境事務所を経て現職。地方では、外来種の駆除や希少種の保全などを担当。

環境省による南極地域現地調査の概要

その他の関連情報

著作権について

「第58次南極地域観測隊同行日記」、「第56次南極地域観測隊同行日記」、「第54次南極地域観測隊同行日記」、「第52次南極地域観測隊同行日記」、「第49次南極地域観測隊同行日記」、「南極~地球の未来を見つめる大陸からのメッセージ」の全部または一部を複製・転載する場合は、あらかじめ環境省自然環境局自然環境計画課までお問い合わせください。

お問い合わせ先
環境省自然環境局自然環境計画課
TEL 03-5521-8274
FAX 03-3591-3228
e-mail : antarctic@env.go.jp

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ