自然環境・生物多様性

対馬野生生物保護センター

 対馬野生生物保護センターは、ツシマヤマネコなど絶滅のおそれのある野生生物の生態や現状について解説し、野生生物保護への理解や関心を深めていただくための普及啓発活動や、希少な野生生物の保護増殖事業、調査研究業務を総合的に実施するための拠点施設として設置されました。

開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は4時まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)・年末年始
住所:長崎県対馬市上県町棹崎公園
電話:0920-84-5577
管理協力:長崎県自然保護課、対馬市
メールアドレス:RO-TSUSHIMA@env.go.jp

ホームページ

写真:対馬野生生物保護センター


写真:ツシマヤマネコ
ツシマヤマネコ

地域の特性

写真:ツシマテン
ツシマテン

 対馬市上県町は対馬島の最北西に位置し、韓国との距離は海を隔ててわずか49.5km。このような地理的条件から大陸との関係が深く、生物相や文化遺産もその影響を受けていると考えられています。ツシマヤマネコも、約10万年前に、当時陸続きだった大陸から渡ってきたと考えられ、ベンガルヤマネコの亜種とされています。日本では対馬にのみ分布し、「とらやま」と呼ばれることもあります。昭和46年に国の天然記念物、平成6年には国内希少野生動植物種に指定されました。平成22年から24年にかけて実施された調査では約70又は100頭が生息していると推定されています。

施設

写真:一般公開中の運動場
展示室

写真:一般公開中の運動場
一般公開中の運動場

  1. 展示
    展示室では、ツシマヤマネコについてパネルや映像で詳しく解説しています。また、ツシマヤマネコが利用する代表的な3つの自然環境をジオラマにより再現しています(レクチャールームでは3本の映像ソフトを用意し、希望者へ随時上映しています)。またツシマヤマネコの問題を身近に感じてもらうために、平成15年12月より、野生復帰が困難なツシマヤマネコを一般に公開しております。
  2. 保護増殖事業の拠点としての役割
    センターはツシマヤマネコの生息核心地域にあり、ツシマヤマネコを中心に、対馬の野生生物についての情報収集・公開を行っています。またツシマヤマネコの保護増殖事業の拠点施設として機能しています。


活動の概要(平成15年度現在)

  1. 調査・研究
    ツシマヤマネコの現在の生態、個体数、生息密度等を推定するため、痕跡調査や自動カメラの設置等を行い、生息状況の調査を行っています。
  2. 保護増殖事業
    ツシマヤマネコ等の傷病個体の保護、検査を行い、野生復帰可能な個体についてはリハビリテーションを行っています。また、動物園と協力してツシマヤマネコの人工繁殖に取り組んでいます。
  3. 普及啓発活動
    季刊誌「とらやまの森」を発行するとともに、対馬の自然を紹介するホームページにより積極的に情報発信したり、ツシマヤマネコの交通事故防止キャンペーン等を実施しています。また、行政機関等の視察、学校等団体の遠足、総合学習などの要請に応じて、解説やレクチャー等を行うとともに、自然観察会の開催や、ツシマヤマネコと共存できる地域社会づくりを行うため住民との座談会を行っています。また、ツシマヤマネコの交通事故防止キャンペーン等を実施しています。
ページ先頭へ