自然環境・生物多様性

北海道海鳥センター

 北海道海鳥センターは、北海道の海鳥類を中心とした野生生物保護への理解を深めるための普及啓発活動や、保護増殖活動、調査研究を行うための拠点として北海道羽幌町に設置されました。センターではウミガラスの保護増殖活動などを行っています。

開館時間: 午前9時~午後5時 ※冬期間(11月~3月)は午後4時まで
休館日: 毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始
住所: 北海道苫前郡羽幌町北6条1丁目
電話: 0164-69-2080
ホームページ

写真:北海道海鳥センター

地域の特性

写真:ウミガラス
ウミガラス

 センターがある羽幌町の沖合約24kmに浮かぶ、周囲12kmの島「天売島」には、ウミガラスをはじめとする8種類、約100万羽の海鳥が生息しています。この規模の島で、人間と数多くの海鳥が共生している場所は、世界的にみてもあまり例がありません 。

施設

  1. 展示
    センターには海鳥繁殖地のジオラマと、天売島のジオラマがあります。海鳥繁殖地のジオラマは、西海岸にある繁殖地の崖面でヒナを育てる海鳥の巣の様子をリアルに再現しています。天売島のジオラマは、人々と動植物の暮らしぶりを四季を通して再現しています。併設された映像ホールでは、四季を通して繰り広げられる鳥類の産卵から成育、魚類など野生生物の営みを、それぞれの視点から紹介しています。また自然環境と人間の共生を表現しつつ、エコ・ツーリズムの考え方や島を探訪する際の心得なども併せて紹介しています。

活動の概要

写真:ジオラマ
ジオラマ

  1. 調査・研究
    ウミガラスの保護増殖事業計画や検討会の事業計画に基づき、ウミガラス等の生息モニタリング調査やデコイの設置による誘引等の保護対策を実施しています。
  2. 普及啓発活動
    展示施設を中心に、自然観察会の開催、研修会などを実施しています。またパンフレット等を発行し、地域住民を含めた一般の方々に、海鳥の保護の重要性や自然環境全般の理解を深めていただくための活動を行っています。