【日 時】 平成12年10月13日(金) 10:00〜12:30
【場 所】 環境庁共用18会議室
【出席者】 検討委員10名、オブザーバー、事務局
【議 題】
(1) 移入種をめぐる問題の現状把握
[1]移入種の定義について
[2]移入種リストについて
[3]移入種問題事例について
[4]移入種問題への関心について
(2)その他
【概 要】
○移入種の定義について
本検討会では、とりあえず以下のように移入種等を定義して議論を進めることとなった。
「移入種」
国外又は国内の他地域から、人間の媒介により意図的・非意図的(結果的)に、本来の自然分布域外に移動された種(亜種・変種を含む)。
「侵入種」
移入種のうち、野外において定着し、在来の生物多様性を変化させ、脅かすもの。
○移入種リストついて
移入種リストは、それを完成させることが目的ではなく、今後検討を進めていく上での基礎資料とすることが確認された。
移入種リストについては、野外で確認された種を定着の有無にかかわらずとりあえずリストアップの対象とすることとし、関係学会等での議論も踏まえてさらに整理していくこととなった。
○移入種問題事例について
移入種問題事例を、移入・定着の経緯、生物多様性への影響の種類や程度といった観点から整理、体系化した上で、具体的対策を議論する必要性が指摘された。
○移入種問題への関心について
移入種関係の新聞記事掲載数の推移等により、国民の移入種への関心の高まりについて確認された。