特定外来生物の解説
- 和名
- ヒアリ
- 科名
- アリ (Formicidae)
- 学名
- Solenopsis invicta
- 英語名
- Red imported fire ant
- 原産地
- 南アメリカ
- 特徴
- 体長2-6mmの、主に赤茶色のアリで、高い採餌能力や防御物質の分泌、ワーカーの侵略などにより他種のアリと競合し駆逐する性質がある。
女王アリは一日に2000~3000卵を産卵することが可能。 南米原産であるが、亜熱帯、温帯でも生息が可能なため、本邦への侵入を警戒する重要性が高い。 - 定着実績
- 日本においては、平成29年6月に侵入が初めて確認された。定着には至っていないと考えられる。
- 被害状況
- ■生態系に関わる被害
- 極めて攻撃的で、節足動物の他爬虫類、小型哺乳類をも集団で攻撃し捕食することが知られている。
- 集団で攻撃することにより鳥類の営巣・雛の生育に影響を及ぼした例がある。
- 刺されると、アルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みを覚え、水疱状に腫れる。さらに毒に対してアレルギー反応を引き起こす例が、北米だけでも年間で1500件(本種を含めた"fire ant"全体の件数)近く起こっている。
- 取扱い上の注意
- 刺されると、アルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みを覚え、水疱状に腫れる。さらに毒に対してアレルギー反応を引き起こす例が、北米だけでも年間で1500件(本種を含めた"fire ant"全体の件数)近く起こっている。
- 備考
- 交易にともないさまざまな物資について分布を拡大したと考えられる。
※ 通称につきましては、必ずしも正確なものではない可能性もありますので、ご注意ください。
※ 被害状況につきましては、代表的な事例を挙げています。