特定外来生物の解説
- 和名
- ヌートリア
- 科名
- ヌートリア (Myicastoridae)
- 学名
- Myocastor coypus
- 英語名
- Coypu, Nutria
- 原産地
- 南アメリカ
- 特徴
- 頭胴長50~70cm、尾長35~50cm、体重 6~9kg程度。
- 定着実績
- 近畿(紀伊半島を除く)、中国、四国に集中し、東海、関東、九州にも分布域が点在する。
- 平成21年度までに個体が確認された地点図
- 被害状況
- ■生態系に関わる被害
- 日本では本種と同じニッチを占める哺乳類は生息しないために、食草である水生植物を大量に捕食し、水鳥などと餌資源をめぐる競合関係が生じる可能性がある。
- 西日本地域で農作物に対する被害が報告されており、食害や岸辺への営巣(巣穴)により、水田のイネや畑の根菜類に大きな被害を及ぼしている。
- 取扱い上の注意
- 長く鋭い前歯をもつ。
- 備考
- かつて毛皮養殖として各地で盛んに輸入され、後にまとまって遺棄されたと言われている。
※ 通称につきましては、必ずしも正確なものではない可能性もありますので、ご注意ください。
※ 被害状況につきましては、代表的な事例を挙げています。