特定外来生物の解説
- 和名
- カミツキガメ
- 科名
- カミツキガメ (Chelydridae)
- 学名
- Chelydra serpentina
- 英語名
- Snapping turtle
- 原産地
- 北アメリカから中米
- 特徴
- 4亜種に分けられているが、北米産の亜種では背甲長約50cm、34kgまで成長する。 きわめて長寿で(80年にも及ぶという説がある)、繁殖能力が高い(淡水産のカメとしては最も産卵数の多いもののひとつで、1回に通常20~30個、多い時には100個以上の卵を産むことがある)。
- 定着実績
- 千葉県印旛沼の周辺水系では繁殖が確認され定着している。北海道、沖縄を含む他の地域でもたびたび目撃されている。
- 平成21年度までに個体が確認された地点図
- 被害状況
- ■生態系に関わる被害
- 大型に成長し、さまざまな生物を捕食する広食性であるため、定着地域では魚類や両生類等に大きな影響を及ぼすことが考えられる。
- 捕らえられた時の咬みつき等の被害が想定される。陸に上げられた個体は攻撃的で、大型個体に咬まれた場合には大怪我が想定される。
- 取扱い上の注意
- 捕らえられた時の咬みつき、引っ掻き等の被害が想定される。陸に上げられた個体は攻撃的で、大型個体に咬まれた場合には大怪我の恐れもある。
- 備考
- 数年前まではペット用に大量に流通しており、安価で販売されていた。飼育は容易であるが、大型に成長し攻撃的になるため、飽きられたり持て余されたりしやすい。
※ 通称につきましては、必ずしも正確なものではない可能性もありますので、ご注意ください。
※ 被害状況につきましては、代表的な事例を挙げています。