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 特定外来生物の解説

特定外来生物の解説


アゾラクリスタータ

和名
アゾラ・クリスタータ
科名
アカウキクサ(Azollaceae)
学名
Azolla cristata
英語名
Water fern
原産地
南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、アフリカに分布する。
特徴
アカウキクサ科の浮遊性の水生シダで、大きさが5cm程度になるものもある。
暖帯〜熱帯に分布し、湖沼、水田、溝、水路などに生育する。日当たりの良い、浅水中を好む。
一部の系統は5〜6月に胞子嚢をつける。胞子は水により伝播される。
特に夏期、茎の分枝(芽)による栄養繁殖が旺盛である。
空中窒素の固定を行う藍藻Anabaena azollaeが共生している。
定着実績
平成21年度までに個体が確認された地点図
被害状況
■生態系に関わる被害
  • 在来種のアカウキクサA. imbricataとオオアカウキクサA.japonicaは絶滅危惧種で、これらに対する競合・駆逐の影響が危惧される。
  • 人為交雑では属内で雑種を形成することが確認されており、絶滅危惧種の遺伝的攪乱が危惧されている。
取扱い上の注意
備考
アカウキクサ属のうちオオアカウキクサ節の分類には諸説があるが、2005年3月に区別が困難で混乱していたA. microphylla、A. mexicana、A. carolinianaを統合してA.cristataとする説が提案された。ここではこの説に準じ、旧分類のA. microphylla、A. mexicana、A. carolinianaを含むA.cristataを対象とする。
アイガモ−稲作農法の中にオオアカウキクサを取り入れた「アゾラ−アイガモ農法」が1993年から行われるようになった。アゾラの田面被覆による雑草抑制と窒素肥料の節約効果を期待したものだが、水稲の生育初期のアゾラの付着は、倒伏の原因になる場合もある。在来種は夏の高温に弱いため、外国産のアゾラが使用されるようになった。
観賞用の水草としても販売されていたが、流通量は少ない。
北米産のA. filiculoidesは、日本産オオアカウキクサの大和型とかなり近縁であるため、日本への導入を避けるべきとの提言がある。
天敵はミズノメイガPyraridaeaeで、特に夏の高温時(25℃以上)に活発に採食される。

※ 通称につきましては、必ずしも正確なものではない可能性もありますので、ご注意ください。
※ 被害状況につきましては、代表的な事例を挙げています。


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