基本情報
要注意外来生物リスト:昆虫類(一覧)
| ■クワガタムシ科 | ■サカイシロテンハナムグリ | ■チャイロネッタイスズバチ |
| ■ナンヨウチビアシナガバチ | ■アフリカミツバチとその交雑個体群 (アフリカ化ミツバチ) |
■ホソオチョウ |
| ■アカボシゴマダラ |
●被害に係る知見が不足しており、引き続き情報の集積に努める外来生物
| 和名 | 学名 | 文献等で指摘されている影響の内容 | 摘要 |
|---|---|---|---|
| クワガタムシ科 | Lucanidae | 生態系(競合・駆逐、遺伝的攪乱) | 大量の個体が愛玩用に輸入・販売され、一般家庭にも浸透しており、低年齢層の飼育者も多い。 野外での逸出個体の発見があり、遺伝的攪乱も懸念されるが、実証的データは不足している。 野外で確認される個体は遺棄か逸出によるものである可能性が高く、飼育に関するマナーの向上が特に重要であり,安易な飼育・購入等による遺棄が生じないよう販売に係る事業者等を中心に、適正な飼育に関する普及啓発を飼育者に対し積極的に進めていく必要がある。 |
| サカイシロテンハナムグリ | Protaetia orientalis sakaii | 生態系(競合・駆逐、遺伝的攪乱) | 在来種との交雑については、確からしい証拠が発見されたばかりで、より詳細な検討が必要。 沖縄島の平地では在来種をしのぐ優占種となっており、競合による影響が懸念される。 国内への侵入および各島への伝播は樹木の導入により、土中の幼虫が持ちこまれた可能性が高く、土の移動に注意が必要である。 |
| チャイロネッタイスズバチ | Delta pyriforme | 生態系(競合・駆逐・捕食) | 大型の捕食者で小笠原で普通種となっており、在来の昆虫(特にチョウ目)への影響が懸念されるが、実態は不明。 小笠原の周辺島嶼に分布が拡大しないよう監視できる体制を構築することが望ましい。 |
| ナンヨウチビアシナガバチ | Ropalinda marginata | 生態系(競合・駆逐・捕食) | 硫黄島では普通種で、捕食による在来昆虫への影響が懸念されるが、実態は不明。 小笠原に侵入しないよう監視できる体制を構築することが望ましい。被害に係る知見の充実と硫黄島における防除手法の検討が望まれる。 |
| アフリカミツバチとその交雑個体群(アフリカ化ミツバチ) | Apis mellifera scutellata | 生態系(競合・駆逐)、人の生命・身体に係る被害 | 海外において、本亜種とヨーロッパ系ミツバチとの交雑個体(アフリカ化ミツバチ)が高い攻撃性を持つことが知られているが、日本における被害のおそれは不明。 本亜種の養蜂目的での輸入はないと考えられるが、今後とも予防的観点からもアフリカ産の8亜種のうち本亜種又は本亜種の交雑個体の安易な輸入がなされぬよう注意が必要。 |
●選定の対象とならないが注意喚起が必要な外来生物
| 和名 | 学名 | 文献等で指摘されている影響の内容 | 摘要 |
|---|---|---|---|
| ホソオチョウ | Sericinus montela | 生態系(競合) | ジャコウアゲハとの競合が懸念されている。放蝶に由来すると考えられる分布拡大が見られる。 植物防疫法に基づく検疫有害動物として輸入が禁止されている種であり、国内で意図的に放蝶して野外への定着を試みる行為は、被害の予防の観点からも、厳に慎むべきである。 |
| アカボシゴマダラ | Hestina assimilis (在来H. a. shirakiiを除く) |
生態系(競合) | ゴマダラチョウとの競合が懸念されている。Hestina assimitis shirakiiが奄美大島に在来で分布するが、神奈川県などで分布を拡大中の種は国外産の亜種である。 植物防疫法に基づく検疫有害動物として輸入が禁止されている種であり、国内で意図的に放蝶して野外への定着を試みる行為は、被害の予防の観点からも、厳に慎むべきである。 |






