

写真:ドイツCOP9での鴨下環境大臣
2010年は、国連が定める「国際生物多様性年」です。
この節目の年に開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の開催地が、5月にドイツで開催されたCOP9において、愛知県名古屋市に決定しました。
地球上には、さまざまな生きものが、お互いに関わり合いながら暮らしており、私たち人間も、その一部。多様な生きもののつながりがもたらす恵みに支えられています。
しかし、たくさんの生物が絶滅の危機にさらされるなど、この生物多様性が、今、危機に瀕しています。生物多様性条約は、この問題に国際的に取り組むための枠組みです。環境省は、生物多様性条約COP10の日本開催を契機に、生物多様性に関する取組を一層進めていきます。

「COP10を成功させよう」という決意を新たにするため、平成20年6月14日(土)、愛知県名古屋市において、環境省と地元のCOP10誘致委員会の共催で、「生物多様性キックオフシンポジウム―2010年COP10愛知・名古屋開催に向けて―」を開催しました。当日は、約1,100人のみなさんにご参加いただきました。
並木環境大臣政務官からの開会の挨拶の後、このシンポジウムのために来日したアハメド・ジョグラフ生物多様性条約事務局長よりご挨拶をいただきました。さらに、生物多様性条約第10回締約国会議誘致委員会(岡田名古屋商工会議所会頭、川口中部経済連合会会長、神田愛知県知事、松原名古屋市長)からのリレーメッセージ、子供たちによる「AICHI・NAGOYA・COP10」の歌と踊りののち、「2010年COP10 愛知・名古屋を成功させよう」の横断幕が掲げられました。

写真:並木環境大臣政務官、ジョグラフ生物多様性条約事務局長、生物多様性条約第10回締約国会議誘致委員会
各界からパネリストをお招きし、それぞれの立場から生物多様性について分かりやすく語り合っていただきました。身近な食の問題から、地球規模の問題、自然観や文化まで、話題は幅広いものとなりました。最後に、パネリストのみなさんからひとことずつ、まとめのキーワードが発表されました。

漁業や農業をやっている人たちだけでなく、都会の人も、
目を見開いて身近ないきものをみてください。
みんながこの問題に取り組んでいくことが必要なのです。

多様な産業が集まった会議をCOP10の前に開催し、
2010年に世界に向けて発信することが必要です。

山に木を植え、海でコンブを養殖することで漁場環境を良くする活動を実践。
こうした循環型社会の構築が必要です。

自分もちょっとだけ欲を抑え、責任を負う、
そんな生活が生物多様性につながっていくと思います。

私たちはいきものと、時間でもつながっています。
地球は壊れたからといって捨てることはできません。
そのまま未来までもっていかなければいけないのです。
このことを認識し、責任を持つ必要があります。

グローバルに考えながら、一市民として、ローカルに行動する。
人間もコミュニケーションによって、つながりながら
問題に立ち向かっていくことが大切です。
また、隣接するオアシス21「銀河の広場」では、6月14日(土)、15日(日)の両日、「ちゅうぶエコライフ・フェア2008」が開催され、市民、企業や行政等の多様な主体が環境保全の取組に関する展示が行われました。
行事は幕を閉じましたが、私たちはCOP10に向けてスタート地点に立ったところです。COP10の日本開催をきっかけに、より多くのみなさんに生物多様性について知っていただけるよう、今後も様々な取組を進めていきます。