「重要湿地」 No.005 猿払原野

高層湿原,中間湿原,低層湿原,淡水湖沼,河川,汽水湖沼,その他湿地

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生息・生育域 生物分類群 選定理由 選定基準
浅茅野湿原,猿払川,猿骨沼,モケウニ沼,カムイト沼,瓢箪沼,砂丘間湿地 湿原植生 北オホーツク沿岸湿原の原形を残す重要な湿原.湿原に生育するアカエゾマツ林がとくに貴重,湿原のケヤマハンノキ林も珍しい.ヒメタヌキモ,イトモ,エビモ類などきわめて多様な水生植物が生育する.
【カムイト沼】タテヤママリモが生育する.
1, 2, 3
猿払原野湖沼群(ポロ沼,カムイト沼など) 水草 北海道北部の腐植栄養湖の植生の典型. 1
ポロ沼,猿骨沼 ガンカモ類 コハクチョウ,ヒシクイ(亜種オオヒシクイ)の渡来地. 4
知来別川,鬼志別川,猿骨川,猿払川など大小河川と周辺湖沼群 淡水魚類 イトウの生息地.カラフトマスの自然産卵も見られる. 2
北オホーツク湖沼群 昆虫類* 【浅茅野湿原,猿払川,モケウニ沼,カムイト沼など】低層・中間・高層の各湿原に加えて,湖沼,河川,海浜,岩場(ガレ場)などさまざまな環境が存在するため,種の多様性が高い.セスジアカガネオサムシ,ウスイロナガケシゲンゴロウなどの記録がある.ガ類では高山性のイソツツジノメムシガ,湿地性のモウセンゴケトリバ,北方系のゴマフヒメウスキヒゲナガなどが記録されている. 2, 3
猿払川 淡水貝類 種の多様性が高い(北方系貝類要素).カワシンジュガイ類,ミズシタダミ類,マメシジミ類の生息地. 2, 3
猿払原野湖沼群(ポロ沼,モケウニ沼など) 底生動物 ヒメシラトリガイなど汽水性ベントスの生息地. 1