名張市エコツーリズム推進全体構想[ PDF(1326KB) ]
名張市エコツーリズム推進全体構想の概要[ PDF(16KB) ]
貴重な動植物が生息・生育する豊かな自然環境の保護に配慮し、万葉の時代から育まれてきた歴史と文化を継承しながら、これらを地域の活力につなげていくことを目的として、「名張市エコツーリズム推進全体構想」を作成しました。
エコツーリズムへの取組が始められ、観光施設等の入込客の9割以上が集中する環境負荷が高い地域となっている「室生赤目青山国定公園」及び「赤目一志峡県立自然公園」をエコツーリズムの推進する区域に設定します。
自然環境に係るもの
風俗習慣、伝統的な生活文化に係るもの
エコツーリズムの推進のため、次の5点に対しルールを設定します。
3つのテーマに則したツアーの考え方
モニタリングの対象は、動植物、生息地・生育地、森林環境、河川環境、その他の自然観光資源の5つに区分するとともに、モニタリング実施主体を、ツアー実施者、ツアー参加者、NPO等団体、動植物や生態系の専門家、文化財や伝統文化の専門家、エコツーリズム推進協議会、推進協議会事務局、行政の8つに区分する。
モニタリングは年1回実施し、専門家が評価し必要に応じて改善を提案する。
名張市エコツーリズム推進全体構想に定めた自然観光資源のモニタリングに基づき、ツアー実施による影響や変化、問題点等を把握し、評価や改善方法を協議・確認して自然観光資源の保護及び育成に向けた措置を講じます。
名張市、事業者、地域住民、NPO法人、ツアーガイド、土地所有者等、その他エコツーリズムに関連する活動に参加する者並びに関係行政機関及び関係地方公共団体から構成されています。
インタープリターによるツアーガイド
繰り返しのあるサイクルでエコツーリズムを推進し、地域の基礎力を蓄積します。
次の4つに留意します。ツアー実施者を対象とした環境学習の実施、子どもたちへの環境教育の場づくり、体験型ツアーの実施、環境に配慮したエコツアーの実施。
多くの地域住民がツアーに関わる機会を提供するとともに、地元農林水産物による食事の提供など、農林水産業にも利点があるツアーを実施します。
地域住民の生活や慣習に影響を及ぼすことのないよう、ツアー実施者は、敷地や農地に立ち入る場合には事前に承諾を得ます。
ツアー関係者は、事前の安全対策の徹底、保険加入の推奨、ツアー参加者への注意喚起、スタッフ間の情報共有、定期的な安全研修会等の安全対策を実施します。
概ね5年ごとに全体構想の見直しを実施します