名張市は、近畿圏と中部圏の中間点、三重県の西部に位置し、万葉の時代から東西往来の要所として栄え、昭和40年以降は、大阪をはじめ関西のベッドタウンとして住宅地開発が進み、人口は3万人から8万人を超えるまでに急増し、大阪から1時間とういう交通の便を活かし、「豊かな自然と文化に包まれ、誰もがいきいきと輝いて幸せに暮らすまち」の実現に向けたまちづくりに取り組んでいます。
全体構想認定書授与式
名張市には、日本の滝百選、森林浴の森日本100選や平成の名水百選に選定された「 赤目四十八滝 」、「 香落渓 」、「 青蓮寺湖 」など景勝地、 観阿弥 による能楽創座の地、江戸川乱歩の生誕地、伊賀流忍者の修行の地、国の特別天然記念物の「オオサンショウウオ」の生息地、忍者修行体験の里「忍者の森」、 名張藤堂家邸 、 夏見廃寺 、 美旗古墳群 などの歴史文化の資源、ぶどう狩り、いちご狩り、イモ掘りなどの観光農園などの多様な資源が豊富なところでございます。
このたび、自然、歴史、文化、観光の魅力ある資源を有する名張市のエコツーリズム推進全体構想が全国で5番目という貴重な認定をいただいたことにより、より広く観光旅行者等に周知されるとともに、自然環境の保全、観光振興、地域振興の効果を大きく期待するところでございます。
また、今回、先進的な認定をいただくことができましたのは、名張市エコツーリズム推進協議会の委員の皆様が、平成23年11月以来、2年半にわたり、名張市エコツーリズム推進全体構想を策定について協議を重ねて、築き上げていただいたご尽力の賜物であり、深く感謝申し上げるところであります。
この認定は、環境大臣、国土交通大臣、文部科学大臣、農林水産大臣の4大臣からエコツーリズム推進法の厳選された基準に適合するとお墨付きをいただいたわけございます。
今後は、豊かな自然環境を保全し、観光の振興、歴史文化の学習、農林業体験など幅広い分野の地域の資源を観光客に伝えるとともに、地域住民の皆様も地域資源の価値を再認識し、地域の独自性を高め、活性化されるよう取組を進めていきたいと考えています。
名張市長 亀井 利克