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エコツーリズム推進法

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2.檜原村のエコツーリズム推進全体構想はどのようなものですか?

檜原村エコツーリズム推進全体構想

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1 全体構想の目的

東京都の西部に位置する檜原村は、面積の80%が秩父多摩甲斐国立公園内にあり、周囲を標高1,000m程度の山稜に囲まれた豊かな自然環境を有しています。

その自然環境や自然との関わりから生まれた村の歴史・文化資源を持続的に保全し、同時にその積極的な活用を通じて、活力ある観光地域づくりの実現を図るため「檜原村エコツーリズム推進全体構想」を策定したものです。

2 エコツーリズム推進全体構想の概要

(1)エコツーリズムを推進する地域(法第5条第3項第1号関係)

エコツーリズムを推進する地域は檜原村全域とし、本村全域にわたって存在する多様な自然観光資源を活用した効果的なエコツーリズムの推進を図ります。

(2)エコツーリズムの対象となる主たる自然観光資源の名称及び所在地(同項第2号関係)
①自然環境に係るもの
  • クマタカ、ツキノワグマ等の動物
  • 三頭山のブナ林、人里のしだれ桜、熊野神社のスギ等の植物
  • 払沢の滝、神戸岩等の自然景観
②風習習慣、伝統的な生活文化に係るもの
  • 御とう神事、各集落の獅子舞等の伝統文化
(3)エコツーリズムの実施の方法(同項第3号関係)
ルール

エコツーリズム推進のため、次の5つの項目にルールを設定。

  • ①野生動植物とその生息地、生育地
  • ②景観、史跡、建造物、伝統文化(伝統芸能等)
  • ③環境全般
  • ④参加者の安全対策
  • ⑤エコツアーの質
案内(ガイダンス)及びツアー

3つの点を原則としてエコツアーを実施。

  • ①村の豊かな自然や生物の多様性を守ることにつながる内容
  • ②村の文化を次世代に伝え活かすことにつながる内容
  • ③村の観光産業を活性化し、持続的な発展につながる内容
自然観光資源のモニタリング及び評価

エコツアー実施による自然に対する負荷や持続的な自然観光資源の活用を行うため、エコツアーで活用される自然観光資源の状況について定期的に把握し(モニタリング)、必要に応じて適宜改善することにより、自然観光資源の保全を図る。

(4)自然観光資源の保護及び育成(同項第4号関係)

自然観光資源の保護及び育成の方法については、本全体構想に記載したモニタリング及び評価によって状況を把握し、事務局が推進協議会に報告するとともに、そこでの協議結果に基づき、各主体とともに改善に向けた調整を行う。

(5)協議会の参加主体(同項第5号関係)

檜原村の他、エコツーリズムの推進に係る各分野の活動団体や経済団体、事業者、地域住民、有識者、関係行政機関及び関係地方公共団体等から構成。

(6)その他エコツーリズムの推進に必要な事項(同項第6号関係)
環境教育の場としての活用と普及啓発

次の3つの方法を通じて、エコツーリズムを環境教育に役立てる。

  • ①案内(ガイダンス)及びプログラムの実施に当たっての留意点
  • ②村民に対する普及啓発の方法
  • ③エコツーリズムによる子どもたちへの環境教育の推進
他の法令や計画との関係及び整合

自然公園法や、文化財保護法などの関係法令に配慮して実施する。

農林水産業や土地の所有者等との連携及び調和

農林水産業や土地所有者と連携してエコツーリズムを推進する。

地域の生活や慣わしへの配慮事項

ツアー実施者は参加者ともに、檜原村に伝わる伝統文化を尊重し、村民の生活環境や伝統文化に悪影響が生じないよう、檜原村エコツーリズムのルールを遵守する。

安全管理

エコツアー実施に際し、参加者及びツアー実施者の安全を確保するために、檜原村エコツーリズムのルールに基づき対策を実施する。

全体構想の公表

全体構想の作成・変更・廃止を行った際には、広く一般に周知する。

全体構想の見直し

概ね5年ごとに全体構想の見直しを行う。

神戸岩
神戸岩

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