平成23年2月1日(火)
鳥取県米子市における高病原性鳥インフルエンザウイルス・強毒タイプの確認に伴う環境省の対応について
本日、鳥取県米子市でユリカモメ(19日に回収)及びキンクロハジロ(24日に回収)から、高病原性鳥インフルエンザウイルス・強毒タイプが確認されたとの報告が鳥取大学からありました。
環境省としては、現地周辺10km圏内の警戒レベルを3に引き上げるとともに、関係府省や鳥取県等と連携・協力しつつ、周辺の野鳥について監視を強化して参ります。
鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。
本年度は、高病原性鳥インフルエンザウイルスが全国各地で検出されています。周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、別添の「野鳥との接し方について」に十分留意されるようお願いします。
1 主な経緯等
(1)ユリカモメ及びキンクロハジロの回収地
鳥取県米子市
(2)経緯
- [1]ユリカモメ
-
- ユリカモメ1羽を回収(19日)。簡易検査は陰性。
- 国立環境研究所における遺伝子検査は陽性。
- 本日、鳥取大学における確定検査においてH5N1亜型陽性・強毒タイプが判明。
- [2]キンクロハジロ
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- キンクロハジロ1羽を回収(24日)。簡易検査は陰性。
- 国立環境研究所における遺伝子検査は陽性。
- 本日、鳥取大学における確定検査においてH5N1亜型陽性・強毒タイプが判明。
注)環境省のマニュアルでは、死亡個体については簡易検査が陰性の場合も詳細検査も実施することとしている。
2 今後の対応
- (1)発生地周辺10km圏内の野鳥の警戒レベルを3に引き上げ、野鳥の監視を一層強化。
- (2)全国の環境省出先機関、都道府県、野鳥関係団体等に対して、野鳥の監視及び野鳥との接し方について、再度周知。
- 【取材について】
- ○現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。
添付資料
- 別添 [PDF 77KB]
問い合わせ先
自然環境局野生生物課鳥獣保護業務室
直通:03-5521-8285
代表:03-3581-3351
室長:宮澤 俊輔 (内線6470)
室長補佐:山本 麻衣 (内線6471)
専門官:福嶋 貢史 (内線6474)
担当:千葉 康人 (内線6473)