環境省自然環境・生物多様性高病原性鳥インフルエンザに関する情報

平成22年12月24日(金)

鹿児島県出水市におけるナベヅル等の鳥インフルエンザ発生について

 以下に現時点における情報を提供します。

1 本日、新たに死亡野鳥が以下のとおり2羽増え、計12羽となりました。
[1] ナベヅル(24日死亡個体を回収。簡易検査未了)
[2] ナベヅル(24日死亡個体を回収。簡易検査未了)
 また、昨日簡易検査が未了であったナベヅル(23日死亡個体を回収)も、未了のままです。
 ※出水市のツル保護監視員等が国指定出水・高尾野鳥獣保護区及びその周辺で収容。

2 簡易検査の結果、陽性のものは鳥取大学、陰性のものは(独)国立環境研究所へそれぞれ送付し、詳細検査を行っておりますが、検査結果については、判明次第お知らせいたします。
 新たに判明したものは、以下の1羽です。
 ・ナベヅル(15日衰弱個体を保護。19日に死亡。簡易検査陰性。鳥取大学で詳細検査)について、H5N1亜型・強毒タイプと判明。

3 発生地周辺における野鳥の感染状況を把握するための現地調査(糞便調査等)を以下により実施します。
○ 月日:平成22年12月25日(土)から3日程度。
○ 実施主体:環境省(鹿児島県等と連携)
○ 場所:国指定出水・高尾野鳥獣保護区周辺
○ 内容:糞便調査
※糞便調査については写真提供のみとさせていただきます。

4 この外に、環境省は、獣医公衆衛生の専門家に、現地における死亡野鳥等の簡易検査等を依頼しました。(代表:鳥取大学農学部獣医公衆衛生教室 伊藤壽啓教授)。専門家は、25日(土)より現地入りし、現地の確認及び今後の体制の検討を行い、当面の間、現地に常駐します。

【取材について】
○現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。
検査結果は判明次第お知らせします。迅速な作業の妨げになるおそれがありますので、サンプルの分析を担当する鳥取大学等への取材や問合せはご遠慮ください。

問い合わせ先

自然環境局野生生物課鳥獣保護業務室
直通:03-5521-8285
代表:03-3581-3351
室長:宮澤 俊輔 (内線6470)
室長補佐:山本 麻衣 (内線6471)
専門官:福嶋 貢史 (内線6474)
担当:千葉 康人 (内線6473)