宮島沼

環境省自然環境・生物多様性渡り鳥関連情報渡り鳥飛来状況調査

調査地の概要
特徴 宮島沼は、北海道中央部の石狩川中流域にある石狩泥炭地帯の中の淡水湖沼で、美唄市の西端に位置する、石狩川の氾濫で形成された残留湖沼群の一つです。この宮島沼は、我が国最大で最北のマガンの中継地であり、毎年、春と秋に5万羽以上が滞在します。この数は東アジアのマガンの個体群の30%にも及んでおり、宮島沼には我が国で越冬したほとんどのマガンが立ち寄るだけでなく、他のアジアの国々で越冬したと思われるマガンの群れや、オオハクチョウ、コハクチョウ、オナガガモなども立ち寄ります。このように宮島沼は、シベリア等北半球の繁殖地と日本国内等の越冬地を往復するガンカモ類、ハクチョウ類の中継地として国際的にも重要な渡り鳥の集団渡来地です。
鳥獣保護区面積 41 ha 緯度経度 43.3324 141.7129
所在地 北海道美唄市
調査地で見られる鳥類 マガン 約5万羽 <秋期9月末~11月、春期4月>
他にオナガガモ等のカモ類、コハクチョウ等のハクチョウ類など
調査地の範囲と写真
国土地理院のウォッちずを加工して作成