諫早湾は、北を多良山系、南を雲仙産気に挟まれた有明海の内湾です。以前は、広大な干潟に恵まれ、多くのシギ・チドリが飛来し、その数は全国有数のものでした。また、ツクシガモも日本一の飛来数を誇っていました。
しかし、諫早湾干拓事業に伴い、締め切り堤防で閉ざされた結果、広大な干潟は消滅し、それに伴いシギ・チドリやツクシガモも壊滅的な状況になりました。
変わって出現した調整池には、現在多くのカモが飛来するようになりました。スズガモやトモエガモ、ホシハジロは日本最大数を誇るようになっています。
さらに、調整池が淡水化することによって生じた広大な芦原にはチュウヒ、ハイイロチュウヒ、オオタカなどの猛禽類が飛来するようになってきました。
また、毎年越冬しているナベヅルは300羽近く、真鶴も40羽近くが見られるようになっています。
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