諫早湾

環境省自然環境・生物多様性渡り鳥関連情報渡り鳥飛来状況調査

調査地の概要
特徴

諫早湾は、北を多良山系、南を雲仙産気に挟まれた有明海の内湾です。以前は、広大な干潟に恵まれ、多くのシギ・チドリが飛来し、その数は全国有数のものでした。また、ツクシガモも日本一の飛来数を誇っていました。
しかし、諫早湾干拓事業に伴い、締め切り堤防で閉ざされた結果、広大な干潟は消滅し、それに伴いシギ・チドリやツクシガモも壊滅的な状況になりました。 
変わって出現した調整池には、現在多くのカモが飛来するようになりました。スズガモやトモエガモ、ホシハジロは日本最大数を誇るようになっています。
さらに、調整池が淡水化することによって生じた広大な芦原にはチュウヒ、ハイイロチュウヒ、オオタカなどの猛禽類が飛来するようになってきました。
また、毎年越冬しているナベヅルは300羽近く、真鶴も40羽近くが見られるようになっています。

調査範囲の面積 4,152.53 ha 緯度経度 32.864900, 130.144219
所在地 長崎県諫早市
調査地で見られる鳥類 スズガモ、トモエガモ、ホシハジロ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、ナベヅル
調査地の範囲と写真
地図は、地理院タイルに調査範囲を追記して掲載