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「生物多様性の観点から重要度の高い海域」抽出の原則

「生物多様性の観点から重要度の高い海域」は以下の3つの原則を基に抽出されました。

原則1:生態学的・生物学的な観点から抽出する

  • 社会的、経済的、文化的な重要性ではなく、生物多様性保全の観点から生態学的・生物学的な重要性に基づいて抽出する
  • 重要性の判断にあたり、人為的な負荷要因による劣化や消滅等の危機の程度は考慮しない

原則2:科学的・客観的に抽出する

  • 入手できる既存の科学的なデータを基に抽出する
  • 生態学的・生物学的な観点から既に国内外で認知された基準等を踏まえて重要性を客観的に判断する

原則3:保全施策に活用しやすい形で抽出する

  • 主として領海(内水を含む。ただし陸域を除く(注1)。)及び排他的経済水域(EEZ)内の我が国が管轄権を行使できる海域を対象とする(注2)
  • 適切なスケールで、一定の区域をもって抽出する(注3)

 

(注1)原則として最高潮位線を対象範囲とする。ただし、種の利用場所などに応じて例外をもうけることはあり得る

(注2)大陸棚の延長が大陸棚の限界に関する委員会において認められた場合は、対象範囲の修正を検討するものとする

(注3)抽出した区域は、そのまま規制等を含む保全施策(海洋保護区など)を行う対象になるものではない
なお、抽出の範囲は、検討中に大陸棚の延長に関する国内手続きが進み、政令等により設定された場合は、その時点でその範囲を拡張することとする