メニューをスキップします

環境省ホーム政策分野・行政活動政策分野一覧自然環境・生物多様性生物多様性の観点から重要度の高い海域沿岸域 > 16301 若狭湾

 

沿岸域 16301 若狭湾

基本情報 別ウィンドウが開きます出典

該当市区町村 京都府伊根町、宮津市、京丹後市、舞鶴市、福井県おおい町、越前町、高浜町、若狭町、小浜市、敦賀市、南越前町、美浜町、福井市
面積(平方キロメートル) 1757

選定理由 別ウィンドウが開きます抽出基準

基準2、4、7が高く、MARXANにより選定されたため

特徴 別ウィンドウが開きます出典

丹後半島の経ヶ岬から敦賀湾を含み、越前岬までの若狭湾の水深50mまでの海域である。丹後半島の経ヶ岬から若狭湾に至る沿岸はアマモとスゲアマモからなる海草藻場が連続して広がる海域である。若狭湾は、富山湾と並ぶ日本海側の大きな湾であるが、富山湾と違って浅く、ホンダワラ類を中心とした広大な藻場が発達しており(約2000ha)、日本海側における天然アラメの北限でもある(環境省, 2001)。また、ウニ、アワビ、サザエなどの多種多様の生物が生息し、産卵場および生育場となっており、生産性も高い(福井県, 2005)。また、砂底質あるいは砂泥域にはベントスが豊富で、トラフグ、ヤナギムシガレイ、マダイ、ヒラメなどの多くの魚種の産卵場の形成が報告されている(上原ら, 2012; 林, 1985; 井関ら, 2013; 林、浜中, 1979; 柴田ら, 2006)。また当該海域はカンムリウミスズメ(IUCNの絶滅危惧種)の繁殖コロニーで、IBAにもなっている海域が含まれる(バードライフ・インターナショナル, 2012)。

環境情報 別ウィンドウが開きます出典

干潟(平方キロメートル)  
藻場(平方キロメートル) 68.0
サンゴ(平方キロメートル)  
自然海岸の長さ(キロメートル) 526.5
自然海岸の占める割合(パーセント) 54.7
砂堆(在情報)  
マングローブ  

生物情報の例(別ウィンドウが開きます出典

■基準1
【魚類】
カマキリ
【貝類】
ヤマトシジミ
■基準2
【鳥類】
アマツバメ(営)
イソヒヨドリ(営)
ウミウ
ウミウ(営)
ウミネコ
ウミネコ(営)
カワウ(営)
クロサギ(営)
ハヤブサ(営)
ミサゴ(営)
【魚類】
アカアマダイ(産)
カタクチイワシ(産)
サヨリ(産)
タチウオ(産)
トラフグ(産)
ヒラメ(産)
ブリ(産)
マアジ(産)
マイワシ(産)
マサバ(産)
マダイ(産)
ヤナギムシガレイ(産)
【頭足類】
アオリイカ
イイダコ
スルメイカ
マダコ
ヤリイカ
■基準3
【魚類】
カマキリ
クボハゼ
回遊型カジカ
【昆虫類】
カワラハンミョウ
■基準7
【魚類】
カワヤツメ
【貝類】
イツマデガイ
ヤマトシジミ
【維管束植物】
オオクグ
■基準8
【天然記念物】
オオミズナギドリ繁殖地

※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。

 

 

このページのトップへ戻る