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環境省ホーム政策分野・行政活動政策分野一覧自然環境・生物多様性生物多様性の観点から重要度の高い海域沿岸域 > 14105 周防灘南部

 

沿岸域 14105 周防灘南部

基本情報 別ウィンドウが開きます出典

該当市区町村 大分県宇佐市、中津市、豊後高田市、福岡県苅田町、吉富町、築上町、行橋市、豊前市
面積(平方キロメートル) 437

選定理由 別ウィンドウが開きます抽出基準

基準1、3、5、7が高く、MARXANにより選定されたため

特徴 別ウィンドウが開きます出典

西は今川・長狭川河口干潟から東は桂川を経て羽根浜までの海域である。当該海域には、ニホンウナギ、アオギス(大分県, 2011)、カブトガニなどの生息が確認されており、またカブトガニの産卵域としても利用されている可能性が高い。長井浜〜西角田漁港周辺干潟はシオマネキが生息し、ムギワラムシとそれに寄生するヤドリカニダマシ、それにマテガイ、バカガイも生息する(環境省, 2001)。また山国川河口域から桂川河口域にかけての干潟には,同様に絶滅危惧種であるトビハゼやチワラスボ、その他希少性小型ハゼ類、貝類の生息も確認されている(伊藤, 2006; 大分県, 2011; 水辺に遊ぶ会, 2003; 2010; 2013)。鳥類については、ダイゼン・キョウジョシギ・ハマシギ・キアシシギ・チュウシャクシギなどがみられ、春秋の渡りおよび越冬期の種数・個体数が中津干潟、宇佐海岸などで比較的多い(環境省, 2001; 中津干潟シギチドリ類研究グループ. 2003)。ズグロカモメも例年50〜80羽前後が飛来・越冬することからMarine-IBAにもなっている(バードライフ・インターナショナル,2012)。2012年のヨシガモの飛来数は約2000羽でこちらも全国で有数の飛来地となっている。貝類も、絶滅危惧種が多く、強内湾性の貝類(ヒロクチカノコ、クロヘナタリ、シマヘナタリ、サキグロタマツメタ、オカミミガイ、タイラギ、ムラサキガイ、イチョウシラトリなど)が豊富である(山下. 2003; 環境省, 2001)。シバナ、コアマモ、ハマサジ、フクドなど植物も多数確認されている。

環境情報 別ウィンドウが開きます出典

干潟(平方キロメートル) 55.0
藻場(平方キロメートル) 25.4
サンゴ(平方キロメートル)  
自然海岸の長さ(キロメートル) 10.2
自然海岸の占める割合(パーセント) 7.4
砂堆(在情報)  
マングローブ  

生物情報の例(別ウィンドウが開きます出典

■基準1
【甲殻類等】
アリアケガニ
シオマネキ
【貝類】
オキシジミ
クリイロカワザンショウ
クロヘナタリ
シマヘナタリ
センベイアワモチ
ハマグリ
マテガイ
ムシヤドリカワザンショウ
ヤマトシジミ
【維管束植物】
シチメンソウ
■基準2
【哺乳類】
スナメリ
【鳥類】
コアジサシ
コアジサシ(営)
コチドリ(営)
【魚類】
イカナゴ(産)
カタクチイワシ(産)
トラフグ(産)
マコガレイ(産)
【甲殻類等】
カブトガニ
■基準3
【鳥類】
コアジサシ
【魚類】
ウナギ
【甲殻類等】
アカテガニ
アリアケガニ
アリアケモドキ
ウモレベンケイガニ
クシテガニ
シオマネキ
チゴガニ
ハクセンシオマネキ
ベンケイガニ
ヤドリカニダマシ
ヤマトオサガニ
【貝類】
イチョウシラトリ
オカミミガイ
オキシジミ
カワアイ
キヌカツギハマシイノミガイ
クリイロコミミガイ
クロヘナタリ
コオキナガイ
サキグロタマツメタ
シマヘナタリ
センベイアワモチ
タマキビ
ナラビオカミミガイ
ハナグモリ
ハマグリ
ワカウラツボ
【その他無脊椎動物】
ウチワゴカイ
ツバサゴカイ
ニッポンオフェリア
ムギワラムシ
【維管束植物】
シチメンソウ
ヒロハマツナ
■基準7
【魚類】
ミミズハゼ
【甲殻類等】
オサガニ
カブトガニ
シオマネキ
スナガニ
ハクセンシオマネキ
ヤマトオサガニ
ユウシオガイ
【貝類】
イチョウシラトリ
イボキサゴ
クロヘナタリ
シマヘナタリ
ハマグリ
ヒロクチカノコ
フトヘナタリ
ヘナタリ
ヤマトシジミ
【維管束植物】
ウラギク
シチメンソウ
シバナ
ヒロハマツナ
フクド

※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。

 

 

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