環境省ホーム > 政策分野・行政活動 > 政策分野一覧 > 自然環境・生物多様性 > 生物多様性の観点から重要度の高い海域 > 沿岸域 > 13604 生口島・因島周辺
該当市区町村 | 愛媛県今治市、上島町、広島県三原市、尾道市 |
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面積(平方キロメートル) | 144 |
基準1、3、7が高く、MARXANにより選定されたため
生口島・因島周辺の島嶼と 広島県松永湾周辺海域である。松永湾周辺の河口干潟には、キセルハゼ、トビハゼ、タビラクチなどが生息する(鈴木ら, 2006; 重田, 2008; 清水ら, 2011)。また、向島南東海岸では、ユムシ、シタゴコロガニ、メナシピンノ、ガンヅキなどの絶滅危惧種の分布が確認され、寄生性のマゴコロガイも生息する(Itani, 2004)。生口島・因島周辺の島嶼には自然海岸が多く残されており、アマモ場も点在し貴重である(向井、私信)。尾道市の細島北部には細ノ洲と呼ばれる尾道水道の陸地から離れた大潮時も干出しない砂州上のアマモ場があり、内湾ではなく洲にできたアマモ場として特徴がある(環境省, 2001)。
干潟(平方キロメートル) | 3.0 |
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藻場(平方キロメートル) | 12.6 |
サンゴ(平方キロメートル) | |
自然海岸の長さ(キロメートル) | 140.1 |
自然海岸の占める割合(パーセント) | 31.5 |
砂堆(在情報) | 砂堆 |
マングローブ |
■基準1 |
【甲殻類等】 |
フタハピンノ |
【貝類】 |
アダムスタマガイ |
エバラクチキレ |
オマセムシロ |
キヌタレガイ |
ヤセフタオビツマミガイ |
■基準2 |
【哺乳類】 |
スナメリ |
【鳥類】 |
イソヒヨドリ(営) |
クロサギ(営) |
【魚類】 |
イカナゴ(産) |
トラフグ(産) |
【頭足類】 |
マダコ |
■基準3 |
【甲殻類等】 |
フタハピンノ |
【貝類】 |
オマセムシロ |
シナヤカスエモノガイ |
タマキビ |
ミルクイ |
ヤセフタオビツマミガイ |
■基準7 |
【頭足類】 |
テナガダコ |
【貝類】 |
オキナガイ |
ハボウキガイ |
バラフマテ |
ヤマトクビキレガイ |
タイラギ |
【その他無脊椎動物】 |
ミドリユムシ |
【維管束植物】 |
アマモ |
コアマモ |
フクド |
※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。