メニューをスキップします

環境省ホーム政策分野・行政活動政策分野一覧自然環境・生物多様性生物多様性の観点から重要度の高い海域沿岸域 > 13001 三河湾

 

沿岸域 13001 三河湾

基本情報 別ウィンドウが開きます出典

該当市区町村 愛知県蒲郡市、高浜市、西尾市、田原市、南知多町、半田市、美浜町、武豊町、碧南市、豊橋市、豊川市
面積(平方キロメートル) 484

選定理由 別ウィンドウが開きます抽出基準

基準1、2、3が高く、MARXANにより選定されたため

特徴 別ウィンドウが開きます出典

伊良湖岬から三河湾、知多半島南部までの海域である。伊良湖岬周辺はコンブ目やホンダワラ科主体の海藻群落が広がる(環境省, 2001)。三河湾は埋立等により干潟 ・浅場 ・藻場 の多くが失われ、水質の悪化、「赤潮 や苦潮」 の発生の他「貧酸素水塊」による環境の悪化が生じているものの、生産性が高く、アサリの生息地である。三河湾南部の伊川津(福江干潟)では春秋の渡り期の種数・個体数が比較的多く、ケリ、メダイチドリ、キアシシギ、キョウジョシギ、ハマシギでは最小推定個体数の0.25%以上が記録されホウロクシギ、アカアシシギ、ツバメチドリが記録されている。新堀川河口にはシバナ、ハママツナ、フクド、ハマサジなど塩性湿地固有の植物群落が見られる。三河湾東部の汐川干潟では春秋の渡りおよび越冬期の種数・個体数が多く、ケリ、ダイゼン、ハマシギでは最小推定個体数の1%以上、ミヤコドリ、メダイチドリ、チュウシャクシギ、ツルシギ、キョウジョシギ、キアシシギ、トウネンでは最小推定個体数の0.25%以上が記録されている。コシャクシギ、セイタカシギ、ホウロクシギ、アカアシシギ、オオジシギが記録され、オオノガイ、ヤミヨキセワタ、イボウミニナ、ヒロクチカノコ、ヒナユキスズメ、キヌカツギハマシイノミ、オカミミガイ、ワカウラツボ、ウモレベンケイガニといった底生生物を多産する(環境省, 2001)。矢作古川河口周辺の一色干潟などにシギ・チドリ類の個体数が多い。また、広大な塩性湿地を有し、塩性湿地固有の豊富な巻貝類が生息する(環境省, 2001)。

環境情報 別ウィンドウが開きます出典

干潟(平方キロメートル) 25.3
藻場(平方キロメートル) 7.5
サンゴ(平方キロメートル)  
自然海岸の長さ(キロメートル) 29.5
自然海岸の占める割合(パーセント) 6.5
砂堆(在情報)  
マングローブ  

生物情報の例(別ウィンドウが開きます出典

■基準1
【貝類】
エドガワミズゴマツボ
オキシジミ
クリイロカワザンショウ
シイノミミミガイ
マテガイ
ムシヤドリカワザンショウ
ヤマトシジミ
【その他無脊椎動物】
マキガイイソギンチャク
■基準2
【哺乳類】
スナメリ
【鳥類】
アジサシ
アジサシ(営)
アマツバメ(営)
イソヒヨドリ(営)
ウミスズメ
ウミスズメ(営)
ウミネコ
ウミネコ(営)
オオセグロカモメ
オオセグロカモメ(営)
オオミズナギドリ
オオミズナギドリ(営)
カモメ
カワウ(営)
コアジサシ
コアジサシ(営)
コチドリ(営)
シロチドリ(営)
セグロカモメ
ハヤブサ(営)
ヒメウ
ヒメウ(営)
ミサゴ(営)
ユリカモメ
【魚類】
イカナゴ(産)
マアジ(産)
【頭足類】
イイダコ
マダコ
ヤリイカ
■基準3
【鳥類】
ウミスズメ
カンムリカイツブリ
コアジサシ
シノリガモ
ヒメウ
【魚類】
Carcharodon carcharias
ウナギ
【昆虫類】
カワラハンミョウ
ヨドシロヘリハンミョウ
【甲殻類等】
アカテガニ
アシハラガニ
ウモレベンケイガニ
ヤマトオサガニ
【貝類】
オカミミガイ
オキシジミ
キヌカツギハマシイノミガイ
タマキビ
【その他無脊椎動物】
ツバサゴカイ
マキガイイソギンチャク
【維管束植物】
ヒロハマツナ
■基準4
【鳥類】
オオミズナギドリ
■基準7
【甲殻類等】
ヤマトオサガニ
【貝類】
フトヘナタリ
ヘナタリ
ヤマトクビキレガイ
ヤマトシジミ
ユウシオガイ
【維管束植物】
アマモ
ウラギク
シバナ
ハギクソウ
ヒロハマツナ
フクド

※掲載種は抽出基準に合致するとして解析に用いた種のリストであって、当該海域に分布する種全てではない。
生物情報の例の凡例:無印:その種の分布情報あり。(営):営巣地・繁殖地に隣接する海域。(産):産卵海域。(※):解析には用いていないが、種の生息が確認されたとして追加で掲載したもの。(★):解析には生息情報を用いたが、当該海域では近年生息・生育の確認がない、あるいはすでに絶滅した可能性があるもの。

 

 

このページのトップへ戻る