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会議概要

世界国立公園会議は、1962年以降、IUCNとWCPA (世界保護地域委員会)がおおむね10年ごとに開催する国立公園等の保護地域に関する国際会議です。会議では、その後の10年にわたる長期的なアジェンダが設定されます。

これまでの開催経緯と主な成果

第1回

1962年7月シアトル(アメリカ) 72か国 約300名が参加

第2回

1972年9月イエローストーン(アメリカ) 56か国 約400名が参加

第3回

1982年10月バリ(インドネシア) 79か国 約450名が参加
⇒持続可能な開発と保護地域の役割について議論が行われた

第4回

1992年2月カラカス(ベネズエラ) 120か国 約1,200名が参加
⇒陸域の10%を保護地域に設定する目標が採択された

第5回

2003年9月ダーバン(南アフリカ) 154か国 約3,000名が参加
⇒CBDへのメッセージが採択され、PoWPA(保護地域作業計画)に反映

第6回世界国立公園会議

(1)開催期間

2014年11月12日~19日

(2)開催場所

シドニー(オーストラリア)

(3)参加者数

6000人

(4)テーマ

a) 全体テーマ:
Parks, People, Planet : Inspiring solutions
b) 8つのストリーム(分科会)テーマ:
①自然保護の目標の達成、②気候変動への対応、③人々の健康と生活の向上、④人々の暮らしへの支援、⑤開発との両立、 ⑥幅広い分野からの参画、⑦伝統的な知恵と文化の評価、⑧若い世代へのよびかけ
c) 4つの分野横断的テーマ:
①海洋、②世界遺産、③能力開発、④新しい社会契約

(5)主なプログラム

11月12日(水) 登録・開会式
11月13日(木) 全体会合
11月14日(金) 準全体会合、ストリームセッション
11月15日(土) ストリームセッション
11月16日(日) パブリックフェスティバル
11月17日(月) ストリームセッション
11月18日(火) ストリームセッション、準全体会合
11月19日(水) 全体会合、閉会式

(6)会議の成果

会議の成果は、「シドニーの約束(The Promise of Sydney)」としてとりまとめられた。
シドニーの約束は、今後10年間の間に必要な変革に関する高い目標である「ビジョン」、各ストリームや横断的テーマごとにとりまとめられた、変革を達成するための策である「革新的アプローチ」、目標を達成するための実例を示した「ソリューション」、目標を達成するため、各国政府やNGO等から示された「約束」という、4つの要素で構成されている。

関連情報

第6回世界国立公園会議公式ホームページ(英語) http://www.worldparkscongress.org/

第6回世界国立公園会議の結果及びアジア保護地域パートナーシップの設立について(報道発表) http://www.env.go.jp/press/18946.html