受賞団体の取り組み
平成25年度
各賞のレポート紹介
全校生徒21名の少人数でありながら、ホタルの保護を中心とした地域の川の水環境保全活動を継続的に実施していることが評価された。特に、ホタル、水質、カワニナ等それぞれの経年変化について、しっかりと数値をまとめている点は高く評価された。また、地域の人々との活動、学校ホームページへの情報提供等も評価された。
保育園児が、ホタルの幼虫の飼育から放流、鑑賞会などを継続して実施しており、幼い時から自然と密接にふれあう貴重な体験は、環境教育として高く評価された。地元の農林課や地域住民との協力関係も充実しており、特に、保育園児ができる範囲で様々な取り組みをしていることは、全国のホタレンジャー活動の励みとなると思われる。
(山口県、35名、小学3年生)
「いすず川をもっときれいな川にしよう!」~ホタルでいっぱいの町をめざして
第3学年1組の総合的学習の取り組みとして、ホタルの多産地で「川をきれいにしよう」と子供達が立ち上がり、良い指導者を得て、最後に「水とわたしたちのくらしのつながりを考えよう」というスローガンに至るまでの経過を高く評価された。いすず川に看板を設置する際に川の管理について調べたことも評価された。
久米島ホタル館を中心に台風の影響により、生息環境が悪化した天然記念物のクメジマボタルを守ろうとしている活動を高く評価。クメジマホタルの復活を祈らずにはいられない。ビオトープを復活させ、ゲンゴロウやトンボなどを増やす努力はすばらしい。今後の環境省那覇自然環境事務所とのつながりを期待したい。
地域のホタル保護グループの支援のもと、授業外の活動として4年生全員が参加している。ホタルの飼育だけでなく、地元に伝わる水文化にも目を向け、地域の中での活動を高く評価された。また、活動の目標5つを1つずつ実行し、幼虫の成長やカワニナの食物をテストし、しっかり観察している。
子どもと大人が一緒に活動し、ホタル保全活動、毎月の環境学習会、清掃活動等、年間を通じて活動していることが評価された。また、ホタルを自然サイクルで復活させたことも高く評価された。