受賞団体の取り組み

平成25年度

各賞のレポート紹介

環境大臣賞【学校の部】
広川町立津木中学校 総合学習ゲンジボタル研究班

(和歌山県、21名、中学1年生〜3年生)

「ホタルを支える生態系の解明」-ゲンジボタルの幼虫の生態-

広川町立津木中学校 総合学習ゲンジボタル研究班 全校生徒21名の少人数でありながら、ホタルの保護を中心とした地域の川の水環境保全活動を継続的に実施していることが評価された。特に、ホタル、水質、カワニナ等それぞれの経年変化について、しっかりと数値をまとめている点は高く評価された。また、地域の人々との活動、学校ホームページへの情報提供等も評価された。

環境大臣賞【団体の部】
あんず保育園ホタレンジャー

(長野県、54名、1才〜6才の保育園児)

「私たちの周りにいる小さな生きものたちを大切にしよう」

あんず保育園ホタレンジャー 保育園児が、ホタルの幼虫の飼育から放流、鑑賞会などを継続して実施しており、幼い時から自然と密接にふれあう貴重な体験は、環境教育として高く評価された。地元の農林課や地域住民との協力関係も充実しており、特に、保育園児ができる範囲で様々な取り組みをしていることは、全国のホタレンジャー活動の励みとなると思われる。

優秀賞【学校の部】
山口大学教育学部附属山口小学校 3年1組総合学習ホタレンジャー

(山口県、35名、小学3年生)

「いすず川をもっときれいな川にしよう!」~ホタルでいっぱいの町をめざして

山口大学教育学部附属山口小学校 3年1組総合学習ホタレンジャー 第3学年1組の総合的学習の取り組みとして、ホタルの多産地で「川をきれいにしよう」と子供達が立ち上がり、良い指導者を得て、最後に「水とわたしたちのくらしのつながりを考えよう」というスローガンに至るまでの経過を高く評価された。いすず川に看板を設置する際に川の管理について調べたことも評価された。

優秀賞【団体の部】
久米島ホタレンジャー

(沖縄県、24名、幼稚園~高校2年生)

「久米島のホタルとトンボを復活させ隊」

久米島ホタレンジャー「久米島のホタルとトンボを復活させ隊」 久米島ホタル館を中心に台風の影響により、生息環境が悪化した天然記念物のクメジマボタルを守ろうとしている活動を高く評価。クメジマホタルの復活を祈らずにはいられない。ビオトープを復活させ、ゲンゴロウやトンボなどを増やす努力はすばらしい。今後の環境省那覇自然環境事務所とのつながりを期待したい。

奨励賞【学校の部】
双葉西小学校 4年生

(山梨県、51名、小学4年生)

「光れ!ぼくらのまちのホタル」

双葉西小学校 4年生「光れ!ぼくらのまちのホタル」 地域のホタル保護グループの支援のもと、授業外の活動として4年生全員が参加している。ホタルの飼育だけでなく、地元に伝わる水文化にも目を向け、地域の中での活動を高く評価された。また、活動の目標5つを1つずつ実行し、幼虫の成長やカワニナの食物をテストし、しっかり観察している。

奨励賞【団体の部】
逆川こどもエコクラブ

(茨城県、120名、小学1年生~6年生)

「黄門さまの湧水にホタルを飛ばそう」

逆川こどもエコクラブ「黄門さまの湧水にホタルを飛ばそう」 子どもと大人が一緒に活動し、ホタル保全活動、毎月の環境学習会、清掃活動等、年間を通じて活動していることが評価された。また、ホタルを自然サイクルで復活させたことも高く評価された。