受賞団体の取り組み

平成16年度

各賞のレポート紹介

環境大臣賞
法吉こどもエコクラブ

(島根県松江市、約60人、小学3年生〜中学2年生)

法吉こどもエコクラブ 地域をあげて環境と文化を守る運動をおこし、その一環としてホタルの復元を図っているクラブの方針と実施活動が総合的ですばらしいと評価された。
特に、以下の点が高く評価された。
子どもの疑問や感動を引き出す活動
ホタルの生息場所の保全を目指した水質や生物の調査
ゴミ拾い、不法投棄パネル等、地域に広がる多面的な取り組み
多年に渡る継続的な活動

優秀賞
松崎中学校 ゲンジボタル保護ボランティア

(静岡県賀茂郡松崎町、35人、中学1年生〜中学3年生)

松崎中学校 ゲンジボタル保護ボランティア 台風の被害現場を生徒の手で復元し、数百メートルにわたるホタル水路、荒れ地の復元、カワニナ用の田んぼまで造ったことが高く評価された。
特に、以下の点が高く評価された。
台風被害及び荒廃地の復元を通じた自然再生活動
中学生の自主性、自発性にもとづく活動
ホタル水路づくりや地域の方々とのかかわりから学びへとつなげる展開

優秀賞
幕山子どもホタル団

(兵庫県佐用郡上月町 7人、小学5年生)

幕山子どもホタル団 子ども達の調査から始まり、子ども達の心を育て、人の輪を地域に広げていることが高く評価された。
特に、以下の点が高く評価された。
生命の尊厳が感じられるレポート
子どもたちの体験を通じた感動のある活動であり、環境への認識が高まっている点
楽しいキャラクターシールを使って輪を広げた表現力

優秀賞
広川町立津木中学校 環境整美委員会 ゲンジボタル保護班

(和歌山県有田郡広川町 20人、中学1年生〜中学3年生)

広川町立津木中学校環境整美委員会ゲンジボタル保護班 ホタルを環境の指標としてとらえ定点個体数調査、水質調査を軸に広く保全のための資料をつくり、幼虫も放流していることが高く評価された。
特に、以下の点が高く評価された。
15年以上にわたるホタルの保護を目標とした水辺環境の調査、水質浄化実験等の成果
水をテーマにした環境保全学習を、体験、調査研究など科学的な視点も入れて行っている点
水環境の取り組みとホタルの保全の取り組みとが相互に補完している点

優秀賞
高梁市立福地小学校

(岡山県高梁市、25人、小学1年生〜小学6年生)

高梁市立福地小学校 福地川の環境保全とホタルを守る活動が一体として進められ、ホタル基金などの斬新な取り組みから、ゴミ拾い、水質検査、ホタルの生態学習など幅広く行われていることが高く評価された。
特に、以下の点が高く評価された。
川砂とりを中止してもらうなど、保全に向けた地域ぐるみの取り組みになっている点
子供達の主体性を評価
レポートから、ほのぼのとした活動の姿が伝わってくる点

優秀賞
古賀市立小野小学校 第四学年

(福岡県古賀市、68人(6グループ合計)、小学4年生)

古賀市立小野小学校第四学年 ホタルの生息調査から、子ども達自身が課題を見つけ、グループ毎に分かれて、ホタルと環境の関わりを総合的にとらえた取り組みが高く評価された。
特に、以下の点が高く評価された。
子どもたちが楽しみながら成長する姿が伝わってくる点
6つのプロジェクトチームの独創性と展開内容
ゴミと生活排水問題も取り上げ行動案を示している点