■意見募集要項■

「作物残留及び水質汚濁に係る農薬の登録保留基準値の設定等に関する中央環境審議会土壌農薬部会農薬専門委員会報告」への意見の募集について


○パブリックコメント対応
 
該当個所 意見 意見に対する考え方・対応
2.環境大臣が定める登録保留基準6)について(水産動植物に著しい被害を生じるおそれがあるとき  コイを使った判定方法が述べられているが、コイ以外に適切な毒性試験方法が開発されている。例えば、絶滅危惧されているされている「メダカ」を活用することを提案する。現在、水田農業は、構造改善されたところが多く、メダカの繁殖場所が失われている。さらに、水田農薬が繁殖を困難にしている。コイはメダカに比べて、毒性に対する抵抗性が高い。試験方法として適切かどうか、検討する時期に来ている。
 次に水田、農業用排水路、小河川における生態系の保全を考える必要がある。そのための、昆虫類の毒性試験方法が必要である。次に、甲殻類を使った毒性試験方法を導入する必要がある。既に、ミジンコ類の試験法が、開発されている。次に、有用な植物プランクトンに対する、毒性試験も導入する必要がある。これは水田内の生態系と用水排水路、小河川の生態系を保全する必要がある。
 
環境省では、農薬の生態影響評価のあり方については、試験生物種も含め農薬生態影響評価検討会を設置し検討を進めているところです。