瀬戸内海国立公園(六甲及び淡路地域)の公園計画の変更に関するパブリック・コメントの実施結果

【今回の瀬戸内海国立公園(六甲及び淡路地域)の公園計画の変更に関するご意見】

番号 ご意見 件数 対応方針



 
 自然とのふれあいの場充実のための整備は必要。
 淡路地域の由良集団施設地区の変更は,自然とのふれあいの場の充実を図ることを目的としており,今後の整備に期待。



 





 
 淡路地域の由良集団施設地区の周辺海域は潮流が速いので,整備にあたっては,利用者の安全面への配慮を。

 
 今後の由良集団施設地区の整備を進めるにあたり,参考とさせていただきます。
 



 
 (西海国立公園の変更案と比較して,瀬戸内海国立公園(六甲及び淡路地域)については)公園区域及び保護規制計画の変更が予定されていないが,その理由は。


 
 六甲及び淡路地域の全域について全般的に見直したところ,今回は公園区域及び保護規制計画の変更の必要がなかったものです。
 



 
 瀬戸内海国立公園の区域は,範囲が広いため地域ごとに分けて定期的な見直しを進めているものと理解するが,基本的には国立公園全域にわたって見直し作業を行うべき。


 
 瀬戸内海国立公園は,紀淡,鳴門,関門,豊予の4つの海峡に囲まれた瀬戸内海のほぼ全域を占め,関係する府県も,大阪府,兵庫県,和歌山県,岡山県,広島県,山口県,徳島県,香川県,愛媛県,福岡県及び大分県の11府県に及ぶ広大なものとなっています。
 お寄せいただいたご意見のとおり,公園計画の見直しは,基本的には国立公園全域にわたって行うべきですが,手続きを進めるにあたっては関係行政機関との調整なども必要であり,現実には地域ごとに分けて,概ね5年ごとの社会条件等の変化を踏まえた見直しを行っているものです。
 なお,愛媛県地域については,平成13年度中を目途として,再検討作業を進めているところです。




 
 瀬戸内海国立公園(愛媛県地域)について,再検討作業の進捗はどうなっているか。






【施設整備などに関するご意見】

番号 ご意見 件数 対応方針



 
 (平成7年1月17日の阪神淡路大震災後,)六甲地域の「摩耶ロープウェー」は閉鎖されたままとなっているが,その再開の目途は。
 このまま閉鎖されてしまうことを危惧。



 
 阪神淡路大震災により甚大な被害を受けたこともあり,摩耶ケーブル・ロープウェーは閉鎖されたままとなっていましたが,平成13年3月を目途に,現在,神戸市を中心として再開に向けた整備を進めているところです。


 
 国立公園内での各種整備にあたっては,できるだけ自然建材を使用すべき。
 


 
 国立公園内における各種整備にあたっては,安全面に注意しながら,できるだけ自然建材を使用するよう配慮しているものです。


 (国立公園の周知を図るためにも,)風致景観を損なわないよう配慮した上で,看板(標識)の整備を進めるべき。

 より快適な公園利用を実現するため,標識等の整備を進めているものです。
 今後とも,随時整備を進めてまいります。

【国立公園の供覧用総括図,並びに,パブリック・コメントなどに関するご意見】

番号 ご意見 件数 対応方針


 
 各国立公園の供覧用総括図は,環境庁窓口でのみ閲覧(複写)可能となっているが,もっと手軽に国民が入手できるよう改善すべき。

 
 環境庁としても,国立公園の保護と利用の増進を図るため,パンフレット類の整備など広く周知する努力が必要と認識し,対応(改善)を検討しているところです。
 お寄せいただいたご意見は,今後の参考とさせていただきます。










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 また,国立公園の周知を図るためにも,各種パンフレット類のより一層の充実を図るべき。
 
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 今回から,国立公園計画の変更に係るパブリック・コメントに際して「国立公園制度の概要」なども掲載された。
 この試みは,今後とも続けてほしい。



 
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 また,「環境庁ホームページ」上に国立公園に関する各種情報をもっと掲載し,充実した内容にするよう努めてほしい。