法令・告示・通達

野生鳥類の密猟防止の推進について

  • 公布日:昭和57年8月14日
  • 環自鳥216号

(各都道府県知事あて環境庁自然保護局長通達)
 野生鳥類の密猟防止については、かねてより格別の御配慮を願つているところであるが、未だ違法捕獲の根絶にまでは、至つていないのが現状である。
 特にかすみ網によるツグミ、アトリ、メジロ等の小鳥類の違法捕獲に加え、最近、各地でワシタカ類の密猟が多発化する傾向が見られており、同類の保護上、重大な支障を来たすことが懸念されている。
 このため、これが取締等について別添写のとおり警察庁保安部長あて要請したので了知されるとともに、貴都道府県においても、警察当局との連携を密にし野生鳥類の密猟防止のための野外及び流通過程における厳重な取締に万全を期されるようお願いする。


別表
  野生鳥類の密猟防止の推進について
(昭和五七年八月一四日 環自鳥第二一六号)
(警察庁保安課長あて環境庁自然保護局鳥獣保護課長通達)
 鳥獣保護行政の推進については、平素より格別の御協力をいただいているところでありますが、最近ワシタカ類において、鷹狩り、ペツト及びはく製のための違法捕獲が特に増加しており、その保護上大きな問題となつております。
 ワシタカ類については、全種類を鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律(大正七年法律第三二号)において非狩猟鳥としているほか、絶滅のおそれのあるイヌワシ等四種類についても、特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律(昭和四七年法律第四九号)に基づく特殊鳥類に指定し、その保護を図つているところでありますが、ワシタカ類は生息環境が限定されていることから他の鳥類に比較して生息数が極めて少なく、今後更に密猟による捕獲が増加すれば、これら貴重な鳥類の保護を推進する上で重大な支障を来たすことが懸念されます。
 ついては、ワシタカ類の密猟防止取締りの推進について格段の御配慮を賜わりますようお願いいたします。
 また、かすみ網による密猟防止取締りの推進については昨年も貴庁の特段の御配慮をいただいているところでありますが、かすみ網の使用によるツグミ、アトリ、メジロ等の小鳥類の違法捕獲が跡を絶たない状況にかんがみ、本年も引き続き格別の御配慮を賜わりますよう併せてお願い申し上げます。

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