法令・告示・通達

海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律施行令の一部改正等について

  • 公布日:昭和52年9月21日
  • 環水企184・官安198

(各都道府県知事・各政令市長あて環境庁水質保全局長・運輸省大臣官房審議官通達)
 海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令(昭和五十二年政令第二百三十一号)が、昭和五十二年七月十五日に公布され、昭和五十二年九月一日から施行された。 本政令においては、海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律施行令(昭和四十六年政令第二百一号。以下「令」という。)第五条に規定する埋立場所等に排出する廃棄物の排出方法に関する基準及び令第六条に規定する海洋において処分することがやむを得ない廃棄物について改正が行われた。
 また、これに伴い海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律施行令第五条第一項に規定する埋立場所等に排出しようとする有害な廃棄物に係る判定基準を定める総理府令の一部を改正する総理府令(昭和五十二年総理府令第三十七号)及び余水吐きから流出する海水の水質についての基準を定める総理府令(昭和五十二年総理府令第三十八号)並びに海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律施行令第五条第一項第一号の規定に基づき環境庁長官が指定する廃棄物を定める件(昭和五十二年八月環境庁告示第三十六号)及び有害水底土砂の固型化に関する基準を定める告示(昭和五十二年八月運輸省告示第四百十九号)が昭和五十二年八月二十六日に公布され、昭和五十二年九月一日から施行された。

 ついては、左記の点を承知されたく通知する。

  1. 第一 廃棄物の排出方法に関する基準の改正
      先般、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令(昭和四十六年政令第三百号。以下「廃令」という。)等が改正され陸上から排出する廃棄物の最終処分場の基準等が整備されたところであるが、船舶から排出する廃棄物の埋立処分についてもその処分の適正化を図るため、廃令等との均衡をも考慮のうえ今般その基準を次のように改正した。
    1.  一 埋立場所等の構造等に係る基準
      1.   (一) アに掲げる廃棄物の埋立場所等(令第五条第一項第一号)
             <別紙参考図(一)参照>
        1.    ア 排出できる廃棄物は、水底土砂(指定水底土砂を除く。)金属くずのほか、環境庁長官が指定した廃プラスチツク類、ゴムくず、ガラスくず、陶磁器くず及び工作物の除去に伴つて生じたコンクリートの破片等であること。
        2.    イ その基準は従前どおりで、水底土砂以外の廃棄物が海洋に流出しないよう必要な措置を講ずること。
      2.   (二) (一)のア以外の廃棄物((三)、(四)の有害水底土砂及び有害産業廃棄物を除く。)の埋立場所等(令第五条第一項第二号)
             <別紙参考図(二)参照>
        1.    ア 廃棄物及び海水が流出しないよう、囲璧等の施設で海域と仕切ること。
        2.    イ 余水は、余水吐きから排水基準(排水基準を定める総理府令(昭和四十六年総理府令第三十五号)別表一の有害物質及び別表二の生活環境に係る項目についての基準をいう。以下同じ。)に適合させて排出すること。
      3.   (三) 有害水底土砂の埋立場所等(令第五条第二項)
             <別紙参考図(三)参照>
            その基準は従前どおりで有害水底土砂及び海水が海洋に流出し、又は浸出しないよう護岸、外筒仕切施設等を設けるとともに、余水についても排水基準(有害物質については、条例による上乗せ基準がある場合はその基準)に適合させて排出すること。
      4.   (四) 有害産業廃棄物の埋立場所等(令第五条第二項)
             <別紙参考図(四)参照>    (三)の基準に加えて、更に埋立場所等に底張りをする等当該埋立場所等をそれ以外の場所としや断すること。なお、外周仕切施設等と同等以上のしや断効果を有する岩壁等がある場合は、これによるしや断であつても差しつかえない。
    2.  二 廃酸、廃アルカリ等の中間処理に関する基準
      1.   (一) 廃酸及び廃アルカリ(令第五条第一項第八号)
            従来は、シアンを含む廃酸及び廃アルカリについてのみ判定基準に適合させて排出することとされていたが、その他の有害物質を含む廃酸及び廃アルカリについても同様に判定基準に適合させて排出すべきこととしたこと。
      2.   (二) 一般廃棄物及び腐敗物(令第五条第一項第五号)
            廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和四十六年法律第百三十七号)第二条第二項に規定する一般廃棄物及び廃令第六条第一号ワに規定する腐敗物の埋立処分にあたつては、廃令の埋立処分基準の例によるものとしたこと。
      3.   (三) 液状廃棄物等(令第五条第一項第三号及び第四号)
            液状廃棄物及び液状廃棄物以外の水溶性の廃棄物並びに油性廃棄物について従来、有害廃棄物の埋立場所等として必要な措置を講じている場所に排出する場合に認められていたところのPH調整及び焼却処理の適用除外規定を削除し、必ず所要の中間処理を行つて排出することとしたこと。
  2. 第二 有害水底土砂の海洋投入処分の基準の改正
      有害水底土砂の海洋投入処分については、従来、セメントにより固型化したもの又は容器に封入したものに限り海洋投入処分が認められていたが、これを改め運輸大臣が定める固型化の基準に従つて固形化したものに限り海洋投入処分を認めることとしたこと。

別表
 略

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