採用・キャリア形成支援情報

Welcome to the UNFCCC Secretariat!

2012/9/18 Welcome to the UNFCCC Secretariat! ①

 皆さん、はじめまして。環境省の竹谷(たけたに)といいます。これまでリサイクル政策や新卒採用、温暖化国際交渉などを担当し、今年の7月からドイツ・ボンにある国際機関に出向しています。採用チームから先週末にアナウンスがあったとおり、今週は遠くヨーロッパの地から、国際機関で働く職員の公私、日本とドイツ、あるいは環境省と国際機関との違いを簡単にご紹介していきます。このコラムは、今後の説明会やパンフレット等を通じた理解を補完するものとして、海外在住職員のリアルな様子を息抜きがわりに読んでもらえると嬉しいです。

 現在私が勤務しているのは「国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局」というところで、気候変動問題に関する国際交渉の準備・運営や、条約下にある資金メカニズムの管理などを主に行っています。皆さんには「COP」という年1回の締約国会議で馴染みがあるかもしれません。自分はその中で資金、とりわけ途上国における気候変動対策資金を長期的にどうやって調達するかについて検討する部署に所属して...います。出向してからようやく2ヶ月が経過したところですが、毎日が新しい発見や経験の連続で、刺激的な日々を送っています。

 長くなってきたので、今日はここまで。明日は現在の仕事についてもう少し紹介していきたいと思います。ちなみに、FB上にUNFCCCのページもありますので、是非ご覧になってください。

http://www.facebook.com/UNclimatechange?ref=ts

2012/9/19 Welcome to the UNFCCC Secretariat! ②

 竹谷@ドイツです。昨日に引き続き、今日はUNFCCC事務局での仕事についてご紹介します。

 まず、事務局の仕事は、条約自体やCOP(締約国会議)での決定事項などに従って定義付けられています。例えば、自分が主に担当している「長期資金に関する作業計画」は、昨年末のCOP17という会議における決定を受けて実施されているものです。7月に着任して早々、世界中から150名以上を集めてワークショップを開催したのを始め、webinarという比較的新しいITツールを活用した会議の準備・運営などを通じ、締約国政府、民間金融機関、学識者、国際NGOなどの様々な利害関係者と日々議論を交わしています。

 長期資金を検討するに当たっては、途上国における対策ニーズの把握から、民間資金の動員強化に向けた政策手法の共有、投入資金の透明性向上に向けた対策の評価・検証方法の確立など、多様な観点からの課題を体系的に整理し、問題の解決策を模索する必要があります。もちろん、ユーロ危機を始めとする世界の将来的な経済動向も視野に入れなければなりません。これまで環境省で培ってきた環境政策に関する知見に、経済・金融・開発政策などの新たな知見を統合させていく作業は大きな困難も伴いますが、気候変動という今後の世界を左右する重大な問題の解決に事務局としてどのように貢献できるのかを体感しながら業務に携われるのもこの仕事の魅力となっています。

 今日はここまで。下段に長期資金のリンクを掲載しておきますので、関心があれば気軽に覗いてみてください。明日は職場環境やプライベートなどをご紹介していきます。

http://unfccc.int/.../financ.../long-term_finance/items/6814.php

2012/9/20 Welcome to the UNFCCC Secretariat! ③

 竹谷@ドイツです。昨日に引き続き、今日は現在の職場環境やプライベートについてご紹介します。

 まず、国連機関での仕事はドイツ語ではなく全て英語で進められます。自分自身、初めての海外勤務ということもあり、未だに戸惑い苦労することが多いので、将来こういった国連機関での勤務も視野に入れている皆さんは、是非早めに勉強することをおすすめします。執務環境については、1~2名の職員で一部屋を使っていることが多く、比較的快適な環境で業務に集中することができます(環境省内の執務環境については職員に直接聞いてみてくださいw)。また、国連機関の職員は公私の切り替えがかなりはっきりしており、残業を少しでもしていると、マネージャーから「なんでまだ働いてるんだ!」と注意を受けることもしばしばあります。その他、職員に対する研修制度は比較的充実しており、人材育成に対する組織全体の意識の高さも伺えます。

 プライベートですが、残業が少なくなったこともあり、日の長い夏の夕方には、帰宅後に近くの公園まで家族で散歩に行くこともあります。また、育休取得時以来、平日も含めて1歳の息子を毎日お風...呂に入れられるなど、家族とのコミュニケーションは確実に増えています。週末はできるだけ多くの土地の空気に触れようと思い、これまでにドイツ国内はもちろん、ベネルクス三国、イギリスなどを家族で旅行してきました。ヨーロッパにいる限られた時間に、様々な価値観に接したいと考えています。ライン川の写真

 今日は事務局のそばを流れるライン川の美しい風景で終わります。なお、昨日ご紹介したwebinarについて、日本時間の21日(金)16:00~と23:00~の2回、自分が担当しているセッションが開催されます。iPadやスマートフォンからでも視聴できるので、一度体験してみたいという人は、下記リンクから気軽にエントリーしてくださいね。

http://unfccc.int/.../financ.../long-term_finance/items/7067.php

2012/9/20 Welcome to the UNFCCC Secretariat! ④

 竹谷@ドイツです。今日はこのコラム最終日ということで、赴任してからの2ヶ月を振り返り、環境省と日本のこれからについて考えたことの一端を少しだけご紹介します。

 まず、業務面で最も印象に残っているのは、事務局員の価値観の多様性です。現在、UNFCCC事務局には80カ国を超える国々からスタッフが集まっており、自分の部署でもフィリピン・メキシコ・アルバニア・オーストリア・韓国・カメルーン・豪州からの同僚が一緒に働いています。こうした環境下でスムーズに業務を進めていくためには、自分の培ってきたやり方に固執せず、意思疎通のチャネルを柔軟にすることが重要だと考えています。環境省の職員は非常に高いレベルで環境行政に対する意思と能力が調和している一方、環境政策が今後ますます国際化する中で、他国と協調して政策の成果を最大化させるためには、国際機関でのこうした経験を持ち帰り、共有していくことがあってもいいのかな、と思っています。

 また、生活面では、労働者=消費者としての社会経済政策を日本は再考すべきではないかと考えています。例えばドイツでは、基本的に飲食店以外の商店は日曜日に休業することが制度上定められています。赴任直後は生活上不便に感じることもあったのですが、多くの市民は生活の場では需要家である一方、仕事の場では供給者となることを踏まえると、消費者の利便性を尊重するだけでなく、労働者の生活環境改善にも目を向け、トータルでより幸福な社会を目指す考え方も必要なのではないかと思うようになりました。日本でこうした制度がすぐに導入されるとは想像できませんが、国家公務員の一人として、海外での生活経験を日本の社会経済政策にも活かせるよう、アンテナを高く掲げ続けたいと思います。

 これまでのコラムはいかがでしたか?環境省職員が国連の機関で働いているというのはあまり知られていないと思いますが、こうした貢献の仕方もできるという点を皆さんにも知っていただけたら幸いです。もしもっと具体的に聞いてみたいことがあれば、採用チームを通じて気軽にご質問くださいね。スカイプなどで直接お話するのも大歓迎です。ではでは、皆さん体に気をつけて頑張ってください!

※写真はワークショップ終了後にチームメンバーと撮影した一枚です。

集合写真

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