環境省
VOLUME.70
2019年4・5月号

04 慶良間諸島国立公園/わたしが紹介します!谷口洋基さん(さんごゆんたく館館長)

美しく澄んだ、生命あふれる海を満喫

2014年に指定された比較的新しい国立公園。
世界に誇る美しい海を、アクティブにとことん味わい尽くそう。

那覇市から高速船で1時間弱と、気軽に訪れることができる慶良間(けらま)諸島。大小30余りの島々から成り「ケラマブルー」と称えられる美しい海は、天候などの条件が良ければ、50m先まで見えるという世界有数の透明度を誇る。ダイバーはもちろんシュノーケリングでも、カラフルな熱帯魚やサンゴなどに彩られた圧巻の美しい海を十分満喫できる。暖かくなった春以降だけでなく、冬でも観光客に人気となっている理由は、ザトウクジラに会えること。周辺海域が繁殖地となっているので、1~3月にかけてホエールウォッチングを楽しむこともできる。

START SPOT1
阿嘉(あか)島でダイビング

阿嘉島でダイビング

阿嘉島周辺のダイビングは、美しいサンゴやそれに群がる小さな生物を鑑賞したり、ダイナミックな地形を楽しむにも絶好のポイントが多い。また季節によってはマンタにも遭遇できるなど目的の異なる各ダイバーの欲求を満たしてくれるさまざまな顔を持つ。

舟で約15分

SPOT2
座間味(ざまみ)島でシーカヤック

座間味島でシーカヤック

初心者や子どもでも参加しやすい半日ツアーから、シュノーケリングや無人島への上陸とセットになった1日ツアーなどのさまざまなコースがある。海の透明度が高いので、海中のサンゴや、時にはウミガメが泳ぐ姿をカヤックに乗ったまま見ることができる。

舟で約35分

SPOT3
渡嘉敷(とかしき)島でスタンドアップパドルボード(SUP)

渡嘉敷島でスタンドアップパドルボード(SUP)

SUPは海に浮かべたボードの上に立ってパドルを漕ぐアクティビティ。SUP専用ボードを使用するため立ちやすく、初心者でも短時間で習得することができる。「まるで海の上を立って移動しているような不思議な感覚」と、近年特に人気を呼んでいる。

 

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サンゴ礁の北限とされる海と、国内最大規模の亜熱帯照葉樹林を有する島々。広大なマングローブ林を進むカヌーや、洞窟やアーチといった独特な地形を楽しめるダイビングなど、島特有のアクティビティを満喫できる。

https://www.env.go.jp/park/amami/

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写真/石原敦志

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