環境省
VOLUME.70
2019年4・5月号

第2特集 ECO SEARCH【今月の検索ワード】全国ユース環境活動発表大会

環境活動を行うユースたちが集結!

日頃から環境活動に取り組んでいる全国の高校生たちが一堂に会し、活動成果を報告しあうイベントが「全国ユース環境活動発表大会」。環境省・独立行政法人環境再生保全機構・国連大学サステイナビリティ高等研究所が、環境教育の一環として開催しているもので、志を同じくするユースの交流の場にもなっています。

OVERVIEW

全国ユース環境活動発表大会とは?

 近年は、早い段階から環境教育に取り組み、問題解決に必要な力を持つ次世代のユースを育成することが急務と考えられています。そこで、環境省と独立行政法人環境再生保全機構では、各地で環境活動に励んでいる若者たちのネットワークづくりを目的とした、「全国ユース環境ネットワーク促進事業」を2015年にスタート。この一環として毎年開催されているのが、「全国ユース環境活動発表大会」です。大会では日頃から環境活動に取り組むユースの活動事例を全国から募り、それぞれの活動内容を披露。優秀な取り組みには環境大臣賞をはじめとする賞が授与されます。想像力豊かな若者は、大人が気づくことのない解決法を発見する可能性を秘めています。ユースならではの目線で環境問題の解決法を見出し、同時に同世代の活動から多くの気づきや学びを得ることを期待して行われています。

2018年度(第4回大会)は、全国153団体から環境活動の報告があり、書類選考と地方大会を勝ち抜いた16チームが全国大会に出場した

2018 年度(第4回大会)は、全国153団体から環境活動の報告があり、書類選考と地方大会を勝ち抜いた16チームが全国大会に出場した

地球温暖化対策、生物多様性の保全、自然との共生など、さまざまな環境活動に取り組んでいる生徒たちによる熱がこもった発表が行われた

地球温暖化対策、生物多様性の保全、自然との共生など、さまざまな環境活動に取り組んでいる生徒たちによる熱がこもった発表が行われた

全国大会への流れ

第3回大会までは東京のみの開催でしたが、地域ごとに発表と交流の機会を提供したいとの思いから、第4回大会からは地方大会も実施されるようになりました。出場希望団体はまず活動内容を事務局に送付してエントリーし、応募多数の場合は書類選考を経て、地方大会への出場校が決定(各大会12~13校)。各地方大会で選出された上位2校が全国大会に進みます。

地方大会開催場所

※地方大会は、環境省地方環境事務所の所轄する都道府県別に区分いたします。

地方大会開催会場一覧

1北海道 地方大会

【対象】北海道

2東北 地方大会

【対象】青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島

3関東 地方大会

【対象】茨城、栃木、群馬、千葉、埼玉、東京、神奈川、新潟、山梨、静岡

4中部 地方大会

【対象】富山、石川、福井、長野、岐阜、愛知、三重

5近畿 地方大会

【対象】滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山

6中国 地方大会

【対象】鳥取、岡山、島根、広島、山口

7四国 地方大会

【対象】香川、徳島、愛媛、高知

8九州・沖縄 地方大会

【対象】福岡、大分、宮崎、佐賀、熊本、長崎、鹿児島、沖縄

ワークショップで他校の生徒と交流

地方・全国大会には「交流ワークショップ」の時間が設けられ、グループワークを実施。1つのテーマについて学生間での意見交換を行いました。活動で得た情報を他校と共有することで、学びを深めていくことができます。

地方大会だけでなく全国大会でも交流のためのグループワークを開催。本年度はSDGs(持続可能な開発目標)について議論が交わされた

地方大会だけでなく全国大会でも交流のためのグループワークを開催。本年度はSDGs(持続可能な開発目標)について議論が交わされた

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