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概要

エコジン04・05月号

山菜は、里地などに自生している食用の植物です。人の手によって管理されていないものも多く、味にばらつきがあるのが特徴です。地域によって、収穫できる種類が変わります。季節ごとに旬があり、とくに栄養価が高く、美味しいものは旬の山菜として重宝されます。春に味わう自然のめぐみ21ハチやチョウなどの生きものは、植物の蜜や木の実を食べる代わりに、花粉や種子を散布して、植物の繁殖を助けることがあります。このような生きものを、花粉媒介者(ポリネーター)と言います。互いに利益を得る共生の関係山菜生きものと植物の助け合いミツバチミツバチは、花から蜜を吸いながら、頭部と腹部の毛に花粉を付着させて、別の花に運び受粉させるフキノトウフキのつぼみの花茎で、花が開く前の状態を摘んで食用とする。軽い苦みと独特な香りがある写真提供:あきた森づくり活動サポートセンター春先になるといっせいに芽を出すフキノトウは、つぼみが硬いものが美味しいとされています。手軽に調理できるので、ぜひ挑戦してみてください。天ぷらや煮物も美味しいのよ<フキノトウ味噌>お母さんのCOOKING MEMOゼンマイ綿状の繊維に覆われた幼葉が、渦巻き状になって成長するゼンマイ。まだ繊維が残っている若い芽を食用とするタラノメタラノキの新芽で、新芽部分を食用とする。ほのかな苦みと、もっちりとした食感を持つメジロメジロなどの小鳥が、媒介者となり、花粉や種子・木の実を運ぶこともある。一般的に小鳥は、鮮やかな色の花を好むジャコウアゲハ長い口を利用して、花の奥から蜜を吸う。吸いながら、花粉を足や体に付着させて、別の花に運び受粉させるお互いに助け合っているんだね!Step1 フキノトウを5ミリ角くらいに細かく刻むStep2 鍋に入れて油で炒め、味噌とみりんを入れて、混ぜ合わせるStep3 砂糖を入れて、味を調整するよう ようか けい